このチュートリアルに関連した追加の機能がWolfram言語の後続のバージョンに導入されている.最新情報はバックグラウンドタスクとスケジュールされたタスクをご覧いただきたい.

非同期タスク

非同期タスクはバックグラウンドで実行し,イベントがあると非同期に関数を評価する.非同期タスクには作業が完了するまでしか実行しないものもあれば,永遠に実行するよう設計されているものもある.このチュートリアルでは,非同期タスクとのインタラクションについて説明する.

AsynchronousTasks[]実行中の非同期タスクをリストする
AsynchronousTaskObject["name",id,sessionid]非同期タスクを表すオブジェクト
StopAsynchronousTask[asyncTask]asyncTask からの非同期評価を中断する
StartAsynchronousTask[asyncTask]asyncTask からの非同期評価を再開する
WaitAsynchronousTask[asyncTask]asyncTask が完了するのを待つ
RemoveAsynchronousTask[asyncTask]asyncTask を終了し,システムから削除する

非同期タスクの操作

通常は,非同期タスクはない:
実行中の非同期タスクをリストすることができる.これらのタスクは終了すると,リストから削除される:
ダウンロードが完了したというダイアログが現れると,応答を調べてみることができる:
完了するのに少し時間のかかるダウンロードを開始する:
進行状況の更新を含め,非同期評価を中止する:
非同期評価を再開すると,進行状況の更新を見て応答データを得ることができる:
非同期タスクが終了するのに一定の時間まで待った方がよい:
2つの長いダウンロードを開始する:
AsynchronousTaskObject式を使って,ダウンロードタスクのうちの一つを削除する:
削除されたタスクはもうリストされない: