LinuxでCDあるいはDVDをマウントする
Linuxに MathLM およびWolframシステムをインストールする場合は,CDあるいはDVDをマウントする必要がある.WolframシステムのLinux用にはDVDが利用できる.MathLM はLinuxプラットフォーム用にCDが用意されている.
Linuxプラットフォームのほとんどでは,CDやDVDを自動的にマウントするデーモンがバックグラウンドで作動している.このようなデーモンを備えていないシステムでは,CDやDVDを手動でマウントしなければならない.mountコマンドを与えるためにはroot権限が必要である.
以下は,さまざまなシステムの一般的なmountコマンドである.CD/DVDを表すデバイス名は,システムによって異なる.デバイス名を判別するためには,プラットフォームのドキュメントを参照すること.以下のコマンドでは,CD/DVDのマウントポイント( で示される)は,使用するプラットフォームでは異なる可能性がある.一般的なCDのマウントポイントは/cdromおよび/mnt/cdromで,DVDのマウントポイントは/dvdromおよび/mnt/dvdromである.
Linuxシステムの中には,noexecオプションでCD/DVDが自動的にマウントされるものもある.これによりディスクのバイナリが実行されず,インストール中に「Permission denied」というメッセージが表示されることがある.この問題を回避するためには,umount を使ってCD/DVDをそれぞれアンマウントし,表に示した適当なコマンドのいずれかを使ってディスクを手動で再マウントする.
CDやDVDを使い終わったら,これをアンマウントしなければならない.通常アンマウントのコマンドはumount である. CD/DVDをアンマウントする前に,CD/DVDから起動しているプログラムがなく,開いているファイルもなく,CD/DVDのディレクトリを作業ディレクトリとして使用中のユーザがいないことを確認する.