警告とメッセージ

Wolframシステムは,要求された計算を黙って行い,それが終るまで何も出力しない.
Wolfram言語が要求された計算処理を遂行できない場合が当然出てくるが,そのときは,Wolframシステムは警告メッセージを表示し,実行不能の旨を伝えてくれる.
平方根の関数は1つしか引数を取らない.2つ引数が入力されたので,Wolframシステムは警告を発する:
Quietを使うと,1回の評価でメッセージが表示されない:
Quietを使わないと,再びメッセージが表示される:
各メッセージには名前が与えられている.また,見たくないメッセージは,Off命令を使い非表示にできる:
メッセージSqrt::argxの表示を禁止したので,前と同じ式を入力しても警告が出ない:
Sqrt::argxのメッセージ表示を再開する:
Quiet[expr]
メッセージを出力しないで expr を評価する
Off[Function::tag]
関数のタグに関連したメッセージを非表示にする
On[Function::tag]
表示を再開する
メッセージ出力の制御