Wolfram言語をシェルスクリプトのスクリプト言語として使う.

テキストの出力を使う

スクリプトファイルを作成する

「ファイル」 「新規作成」 「スクリプト」を選び,新規のスクリプトファイルを作成する.スクリプトにWolfram言語コードをタイプする:

  • Printを使ってスクリプトから出力を作る.ノートブックのインターフェースと同じように,スクリプトの最後の式の値がデフォルトで返されるわけではない.

スクリプトを実行可能にする

MacとLinuxでは,スクリプトのパーミッションを設定し,実行可能なものにする:

  • バージョン11.2以降のWolfram Desktopでは,「ファイル」 「新規作成」 「スクリプト」で作成されたスクリプトは,自動的に実行可能なものとなる.

スクリプトを実行する

MacまたはLinux:

Windows:

コマンドライン引数を使う

スクリプトファイルを作成する

上のセクションで行ったように,「ファイル」 「新規作成」 「スクリプト」を使って,Wolfram言語コードで数値引数を平方するスクリプトファイルを作成する.$ScriptCommandLine を使うと,スクリプト引数を文字列として得ることができる:

  • Printを使ってスクリプトから出力を作る.ノートブックのインターフェースと同じように,スクリプトの最後の式の値がデフォルトで返されるわけではない.

スクリプトを実行可能にする

MacとLinuxでは,スクリプトのパーミッションを設定し,実行可能なものにする:

  • バージョン11.2以降のWolfram Desktopでは,「ファイル」 「新規作成」 「スクリプト」で作成されたスクリプトは,自動的に実行可能なものとなる.

スクリプトを実行する

MacまたはLinux:

Windows:

テキストではない出力を使う

スクリプトファイルを作成する

Wolfram言語コードで現在の時刻を示す時計の画像を作るシェルスクリプトを作成する.MacとLinuxでは,ファイルの1行目は, #!で始め,実行可能なWolframScriptへのパスをその後に続けなければならない.-format オプションを使って画像の出力形式を指定する:

  • 「ファイル」 「新規作成」 「スクリプト」を使った場合には,shebangの行(#!で始まる行)にオプションを加えることはできない.加えたい場合には,任意のテキストエディタを使ってスクリプトファイルを作成する.
  • Windowsでは,テキスト以外の出力形式はサポートされていない.
  • Printを使ってスクリプトから出力を作る.ノートブックのインターフェースと同じように,スクリプトの最後の式の値がデフォルトで返されるわけではない.

スクリプトを実行可能にする

MacとLinuxでは,スクリプトのパーミッションを設定し,実行可能なものにする:

スクリプトを実行する

MacまたはLinux:

出力を表示する

注釈

Windowsでは,スクリプトがWolfram言語スクリプトであると認識されるためには,スクリプトは.wlsの拡張子を持たなければならない.その拡張子があれば,1行目のshebangの行(#!で始まる行)は無視される.スクリプトは,その名前をタイプすることによって,コマンドラインから実行することができる:
スクリプトは,Windows Explorer内でWolfram言語スクリプトをダブルクリックして起動する.
  • Windows上でのcygwin等のUnixのような環境内では,wolframscriptスクリプトはLinuxでのように動作するので,shebangの行が必要である.