GUIKitで提供されていた機能は,組込みのWolfram言語にネイティブのインターフェース構造およびコントロール関数で利用できるようになった.
XMLのシンタックス
インターフェース定義はWolfram言語式またはXML定義を使って行える.多くの使用法でWolfram言語シンタックスの方が好まれる.しかし,Wolfram言語の起動の前にGUIを起動したい場合はXML定義の方がよい.
インポートとエキスポート
Import/Exportのフォーマットタイプである"GUIKitXML"を使ってWolfram言語内部から GUIKit インターフェースのためのXML定義を行うことができる.Wolfram言語とXMLの形式間の変換が行えるようにGUIKit`パッケージがこのフォーマットタイプのサポートを加える.
$GUIPathがインターフェースのすべてに対するアクセスを提供するということを知っていると,これを使ってXML定義を等価表現形式として容易にWolfram言語にインポートすることができる.
次は,ベースフレーム定義のためのXMLファイルのコンテンツがどのように見えるかを示している.
次は,同じ定義をWolfram言語式としてインポートしたものである.
GUIRunあるいはGUIRunModalの呼出しにはXMLと式形式を簡単に切り換えることができ,SymbolicXML式を使うことさえもできる.
次は,先の定義がどのように描画されるかのスクリーンショットである.
GUIKit の配備関数はまたSymbolicXML定義形式を直接の入力として取ることができる.