GraphUtilities`
GraphUtilities`

GraphPath

バージョン10で,GraphUtilitiesパッケージの機能すべてがWolframシステムに組み込まれた. »

GraphPath[g, start, end]

グラフ g の頂点 startend の間の最短経路を見付ける.

詳細とオプション

  • GraphPathの機能はWolfram言語の組込み関数FindShortestPathで利用できるようになった.
  • GraphPathを使うためには,まずグラフユーティリティパッケージをロードしなくてはならない.それにはNeeds["GraphUtilities`"]を実行する必要がある.
  • 以下のオプションを使うことができる:
  • Method Automatic最短経路を見付けるために使用するメソッド
    WeightedTrue距離の計算において辺の重みを使うよう指定する

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

小さい有向グラフを定義する:

頂点1から頂点3までの最短経路を見付ける:

辺の重みを無視して,頂点1から3への最短経路を見付ける:

GraphPathの代わりにFindShortestPathが使われるようになった:

オプション  (1)

Method  (1)

以下で小さいグラフを定義する:

辺の重みが負であるため,ダイクストラ(Dijkstra)法は適用できない:

ベルマン・フォード(BellmanFord)法は使える:

以下で負閉路を持つ小さいグラフを定義する:

ダイクストラ法は,辺の重みが負の場合は使えない:

ベルマン・フォード法は重みの負閉路を検出する:

辺の負閉路を持つグラフに対するデフォルトのアルゴリズムは,ベルマン・フォード法である:

特性と関係  (1)

以下で小さい有効グラフを定義する:

頂点1から3までの最短経路を見付ける:

辺の重みを考慮に入れて,この経路の距離を見付ける:

辺の重みを無視して,この経路の距離を見付ける:

考えられる問題  (1)

以下で小さい有向グラフを定義する:

辺の重みが負ならば,"Dijkstra"法は使えない:

"BellmanFord"法を使い,頂点1から3までの最短経路を見付ける:

インタラクティブな例題  (1)

最短経路を通り頂点1から7まで進む方法:

Wolfram Research (2007), GraphPath, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/GraphUtilities/ref/GraphPath.html.

テキスト

Wolfram Research (2007), GraphPath, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/GraphUtilities/ref/GraphPath.html.

CMS

Wolfram Language. 2007. "GraphPath." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/GraphUtilities/ref/GraphPath.html.

APA

Wolfram Language. (2007). GraphPath. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/GraphUtilities/ref/GraphPath.html

BibTeX

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BibLaTeX

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