フォーマット化
SymbolicCは,生成されたCの出力を自動的にフォーマットする.このセクションでは,出力に自分自身のスタイルを付けるためのフォーマットの方法について見ていく.
原子入力
変数や数字等の原子入力は,一般的なWolfram言語の入力あるいは文字列として渡すことができる.
変数はWolfram言語記号として入力することができる.ToCCodeStringがCにフォーマットされた出力を作成する.
変数はWolfram言語の文字列として入力することもできる.
数値の型を指定したい場合には,CConstantを使うとよい.
文字列
CStringのラッパを使って文字列をCコード内に出力することができる.
コメント
コメントを出力する.コメントの内容の前後にはスペースが入れられる.
コメントの前にスペースを入れて,結果をその後に表示させることができる.
文と式
SymbolicCは,文(何も返さない)と式(結果を返す)を区別しようとする.
宣言等の文を文字列に変換する場合,以下のように文の最後にセミコロンと改行が入れられる.
式がフォーマットされる場合には,セミコロンや改行は加えられない.
セミコロンと改行を加えたい場合は,引数をリストの中に置くとよい.
ブロックに文を入れたい場合はCBlockを使うとよい.
CBlock等のコンストラクトは,その引数を文に自動的に変換する.
CExpression
CExpressionによって,Wolfram言語のフォーマット化の関数CFormを使って生成したCコードを含むことができる.
結果はCFormによって生成される.
以下のSetの式のように入力が評価する場合は,HoldFormを使わなくてはならない.
引数をリストに挿入することによって,セミコロンを入れることができる.