コンパイルの型
Wolfram Compilerは,なお増え続けている幅広いWolfram言語のコードをネイティブの機械コードに処理する高度なコンパイル機能を提供する.この処理において重要なのは,型の推測である.関数全体および関数のグループについて型を判定するのに最小限の型の注釈を使用する.
コアとなる原子型
"Boolean" — ブール原子型指定子
"String" — 文字列型指定子
"InertExpression" — 不活性式型指定子
整数型
"Integer8" — 8ビット機械整数型指定子
"UnsignedInteger8" — 符号なし8ビット機械整数型指定子
"Integer16" — 16ビット機械整数型指定子
"UnsignedInteger16" — 符号なし16ビット機械整数型指定子
"Integer32" — 32ビット機械整数型指定子
"UnsignedInteger32" — 符号なし32ビット機械整数型指定子
"Integer64" — 64ビット機械整数型指定子
"UnsignedInteger64" — 符号なし64ビット機械整数型指定子
"Integer128" — 128ビット機械整数型指定子
"UnsignedInteger128" — 符号なし128ビット機械整数型指定子
"MachineInteger" — 機械サイズの符号あり整数型指定子
"UnsignedMachineInteger" — 機械サイズの符号なし整数型指定子
実数型
"Real32" — IEEE単精度実数型指定子
"Real64" — IEEE倍精度実数型指示子
複素数型
"ComplexReal64" — IEEE倍精度実部・虚部型指定子を持つ複素数
複合型
"PackedArray" — パックアレー複合型指定子
"NumericArray" — 数値配列複合型指定子
"ByteArray" — バイト配列型指定子
"SparseArray" — 疎行列複合型指定子
"ListVector" — 均一要素型指定子のリスト
"Managed" — 他ではメモリ管理されていない型にメモリ管理を追加する型
関数型
{type1,type2,…}returnType — 指定された引数と結果を持つ関数
C言語型
"CChar" — C言語のchar型指定子
"CShort" — C言語のshort型指定子
"CUnsignedShort" — C言語のunsigned short型指定子
"CInt" — C言語のint型指定子
"CUnsignedInt" — C言語のunsigned int型指定子
"CLong" — C言語のlong型指定子
"CUnsignedLong" — C言語のunsigned long型指定子
"CLongLong" — C言語のlong long型指定子
"CSizeT" — C言語のsize_t型指定子
"CSSizeT" — C言語のssize_t型指定子
"CFloat" — C言語のfloat型指定子
"CDouble" — C言語のdouble型指定子
"CArray" — C言語のarray型指定子
"CString" — C言語のstring型指定子
"RawPointer" — ポインタ型指定子
"OpaqueRawPointer" — 不透明ポインタ型指定子
コンパイル型の宣言
TypeDeclaration — 製品型,抽象型,マクロ型,エイリアス型の宣言
CompiledExpressionDeclaration — 式を表す型の宣言
コンパイル型の使用
Typed — 関数の引数等のプログラム要素の型を指定する
TypeHint — 関数本体内のプログラム要素の型を指定する
TypeSpecifier — パックアレー等の複合型を作成する
FunctionCompile — Wolfram言語のコードを,最適化された機械コードにコンパイルする