FFI
FFI (Foreign Function Interface,外部関数インターフェース)は,外部コードをWolfram言語に接続するための強力かつ簡単な方法を提供し,高速でメモリ効率のよい実行を可能にする.FFIは,C言語に互換性のある動的ライブラリを直接Wolfram言語にロードすることを可能にして,ライブラリの関数がWolfram言語からすぐに呼び出せるようにすることによってこれを行う.これらのライブラリに接続するために必要なコードはすべてWolfram言語で行える.このインターフェースは任意のデータ(整数,実数,ポインタ,構造体,関数の呼出し)をリンクされたライブラリと交換することを可能にする.
ForeignFunctionLoad — 動的ライブラリから関数をロードする
ForeignPointerLookup — ポインタを動的ライブラリの関数のために得る
ForeignFunction — 動的ライブラリに呼出しを行う関数
CreateForeignCallback — 外部コールバック関数を作成する
ForeignCallback — 外部ライブラリから呼び出せる関数
RawMemoryAllocate — 指定の型の生のメモリを割り当てる
RawMemoryFree — 生のメモリを解放する
RawMemoryRead — 生のメモリから値を読み取る
RawMemoryWrite — 生のメモリに値を書き込む
RawMemoryImport — さまざまな形式で生のメモリをインポートする
RawMemoryExport — 生のメモリとして式をエキスポートする
CreateManagedObject — メモリ管理されたオブジェクトを作成する
ManagedObject — メモリ管理されたオブジェクトを表す
UnmanageObject — 管理されたオブジェクトを無効にする
RawPointer — 型付きメモリアドレスへの生ポインタ
OpaqueRawPointer — 型なしメモリアドレスへの生ポインタ
NullRawPointerQ — ポインタがヌルポインタであるかどうかを検定する