バージョン7.0の新機能:コアとなる言語
Mathematicaのコアとなる言語は強力で洗練された原理を基盤として構築されており,その20年の歴史の中でおそらく世界で最も豊かで深いプログラミング言語となった.バージョン7.0はコアとなる言語に便利な追加のリスト操作関数を組み込み,新しい強力な文字列,数列の比較機能を持ち,設定を必要としない,マルチコアおよびネットワークシステムのための完全に統合されたマルチパラダイム並列計算を導入する.
リスト操作の新機能
GatherBy — 関数の値に応じてリストの要素を集める
Gather ▪ SplitBy ▪ DeleteDuplicates ▪ ArrayPad ▪ Ratios
文字列の操作と比較における新機能 »
SequenceAlignment — 要素の列の最適なアラインメントを求める
StringTrim ▪ LongestCommonSequence ▪ LongestCommonSubsequence
類似度と距離の測定基準における新機能 »
DamerauLevenshteinDistance — 文字列とベクトルの間の距離
SmithWatermanSimilarity ▪ NeedlemanWunschSimilarity ▪ ...
新組込み並列計算 »
Parallelize — 自動並列化を用いて式を評価する
ParallelMap ▪ ParallelTable ▪ ParallelTry ▪ ParallelSubmit ▪ ...
メッセージの処理における新機能
$MessageGroups — テーマごとのメッセージグループ("Graphics","Symbolics", ...)
On,Off,Check,Quiet(変更) — メッセージのグループに適用する