How to | 行列を入力する方法
Wolfram言語は,任意の大きさの行列を操作することをサポートする.また,キーボードやパレットを使ってフォーマット化された小さい行列を入力したり,テキストベースで入力したり,自動インポートしたりと,さまざまなニーズに適した広範な方法で行列を入力することを可能にする.
リストはWolfram言語において非常に重要で一般的な構造である.Wolfram言語の行列は,同じ長さのサブリストのリストとして表示される.
MatrixFormを使って,mをの行列として表示する:
Wolframシステムには,行列を入力するためのユーザインターフェースも含まれている.
表示されるウィンドウで行列(リストのリスト)を選び,作成したい行列の行数と列数を入力してOKをクリックする:
プレースホルダをクリックして入力する.次のプレースホルダへは,タブあるいは矢印キーを使って移動することができる:
行列を評価すると,均一のネストしたリストとしてそのもとになる構造が返される:
基本数学アシスタントパレットを使っても,行列を入力することができる.
パレットメニューからパレットを開く:
拡張タブで行列(
)ボタンをクリックし,2×2の行列を挿入する:
上と同様,タブか矢印キーを使って空のプレースホルダ間を移動することができる.
新しい行を作成する場合は,を使う.新しい行がカーソルのすぐ下に挿入される. 最後の行において,いずれかの入力の後ろにカーソルを置いた状態でを押すと,行列の最後に新しい行が作成される:
ファイルから行列をインポートすることもできる.この例では,ファイルからデータをインポートしてMatrixFormで表示する: