ApplyReaction
ApplyReaction[rxn,mols]
パターンの反応 rxn を分子 mols のリストに適用し,生成物の単一のリストを返す.
ApplyReaction[rxn,mols,n]
生成物のリストを n 個まで返す.
ApplyReaction[rxn,mols,{map1,…}]
mapiを使って i 番目の分子の原子を i 番目の反応物にマップし,生成物の単一の集合を返す.
ApplyReaction[rxn]
分子のリストに適用可能なApplyReactionの演算子形を表す.
詳細とオプション
- ApplyReactionは,分子のリストのPatternReactionにある反応物パターンの出現を求める,その変換を適用することで動作する.
- パターンマッチングが順に行われ,パターン反応内の最初のMoleculePatternが最初の入力Moleculeについて検索される.
- ApplyReactionには以下のオプションを使うことができる.
-
IncludeHydrogens Automatic パターンマッチングに水素を含めるかどうか - mapiは,提供されるときは,与えられた反応物パターンと分子間の原子インデックスの連想でなければならない.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
反応物を逆にし,ヒスチジンを酸,アラニンを塩基として同じ反応を適用する.
生成物についてマッチする"Chemical"実体を求める:
スコープ (4)
SMARTS文字列の反応からDiels–Alder反応についてのパターン反応を作る:
ApplyReactionは重複する結果を削除するが,場合によっては組合せの目的で反応物パターンと入力分子の間の可能なすべての一致が必要になる場合がある.そのような場合は,まずFindMoleculeSubstructureをデフォルトではないオプションOverlapsTrueで使うことで原子のマッピングを得ることができる:
このマッピングをApplyReactionの第3引数として使う:
パターン反応をカルボン酸と同位体標識されたアルコールに適用する:
ヒドロキシル化カルボン酸からラクトン(環状エステル)を形成する:
オプション (1)
IncludeHydrogens (1)
デフォルトで,水素原子はパターンに明示的な水素が含まれる際のパターンマッチングのみに含まれる:
IncludeHydrogensAllを使ってAtom[_]が水素原子を必ずマッチングするようにする:
アプリケーション (3)
一連の反応を適用してo-フタルアルデヒドからフタリドを合成する:
結果はBioSequenceで得られるものと同じである:
特性と関係 (1)
ApplyReactionの結果は反応物の分子が与えられる順序による:
テキスト
Wolfram Research (2022), ApplyReaction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ApplyReaction.html.
CMS
Wolfram Language. 2022. "ApplyReaction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ApplyReaction.html.
APA
Wolfram Language. (2022). ApplyReaction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ApplyReaction.html