ArraySymbol

ArraySymbol[a]

a という名前の配列を表す.

ArraySymbol[a,{n1,n2,}]

n1×n2× 配列を表す.

ArraySymbol[a,{n1,n2,},dom]

領域 dom の要素を持つ配列を表す.

ArraySymbol[a,{n1,n2,},dom, sym]

対称 sym の配列を表す.

詳細

  • ArraySymbol[a,{n1,n2,},dom, sym]の名前 a は任意の式でよい.
  • ArraySymbol[a,{n1,n2,},dom, sym]の有効な次元指定 niは正の整数である.記号による次元指定を使うこともできる.
  • ArraySymbol[a,{n1,n2,},dom, sym]における要素の領域指定 dom には以下がある.
  • Complexes複素数
    Integers整数
    Reals実数
    NonNegativeReals実数 x (x0)
    PositiveReals実数 x (x>0)
  • 対称指定には名前があるものがある.
  • Symmetric[{s1,,sn}]スロット siの完全対称
    Antisymmetric[{s1,,sn}]スロット siの反対称
  • リストを扱う算術関数やその他の多くの関数では,ArraySymbolオブジェクトは他のリスト引数とは自動的には結合されない.
  • 最適化関数,方程式ソルバ,Dは,ArraySymbolオブジェクトがベクトル変数を表すことを認識する.

例題

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  (1)

変数 a"a"という名前の mnp 配列を表す値を割り当てる:

算術演算は a がスカラーではないことを認識する:

Da が配列変数であることを認識する:

スコープ  (4)

配列の変数についての微分を計算する:

配列値の関数を含む微分を計算する:

最適化に配列変数を使う:

配列変数を含む方程式と不等式を解く:

アプリケーション  (3)

ペアのリストを与えられた場合にデータ についての最小二乗解を導出する:

上記データについて垂直偏差 のベクトルを求める:

データの垂直偏差の平方和を定義する:

最小二乗方程式を設定する:

いくつかのデータを生成する:

このデータについての最小二乗問題を解く:

期待リターン ,標準偏差 を使用して,ポートフォリオ最適化問題の最適化条件を求める:

目標は,アセットの重みベクトル Total[x]=1を満たすときに を最大化することである. この制約条件を使用して を表すことができる.ここで,制約のないベクトル変数 の最初の 座標で構成される:

最大値は の臨界点で出現する:

制約条件を によって表す:

方程式 で表される線形回帰モデルの対数尤度関数の勾配を計算する. は正規分布に従う,平均が0で分散が の確率変数である:

対数尤度関数 は以下で与えられる:

を計算する:

結果を で表す:

を計算する:

Wolfram Research (2024), ArraySymbol, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArraySymbol.html.

テキスト

Wolfram Research (2024), ArraySymbol, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArraySymbol.html.

CMS

Wolfram Language. 2024. "ArraySymbol." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ArraySymbol.html.

APA

Wolfram Language. (2024). ArraySymbol. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ArraySymbol.html

BibTeX

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BibLaTeX

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