ByteCount

ByteCount[expr]

Wolframシステム内部で式 expr を記憶するのに必要なバイト数を返す.

詳細

  • 式の共有に関してはByteCountの計算に考慮されない.この結果,式のすべての部分が独立して記憶されている場合の値を返す.したがって,今現在の式を記憶するのに必要であるメモリ量よりもByteCountが与える量は大きめになる.しかし,式を実際に評価する場合,式の共有が中止されるので,必要なメモリ量はByteCountが返す値に近くなる. »
  • シンボルは,事実上,常に共有されるので,バイト数は0になる. »
  • ByteCountの返す結果は,使用するコンピュータシステムによって異なる場合がある.

例題

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  (2)

式を保存するのに使用されるバイト数を求める:

異なるタイプの式のByteCountをプロットする:

アプリケーション  (3)

一連の整数のための保存サイズの増加:

Simplifyが最小のByteCountの式を拾うようにする:

LeafCountは数の大きさを考慮しない:

記号的要素を含むリストは数字のリストよりもより大きいストレージを必要とすることを示す:

特性と関係  (8)

この例題に使われたコンピュータシステムでは,一般的な整数1つを保存するのに4バイト必要である:

近似数の場合は,2倍のバイト数が必要になる:

ByteCountは,実際に式を保存する際の共有は考慮しない:

記号は実質的に常に共有されるので,バイト数は0になる:

ASCII文字列については,各文字につきByteCountが平均1増加する:

Unicode文字では,平均して各文字につき2バイト増加する:

整数の場合は,機械数を超えると大きい増加がある:

増加の平均的な割合は,十進数字1つにつきおよそ0.4バイトである:

リストの各要素が,実質的に内部ポインタを加算する:

MemoryConstrainedは指定のByteCountを超える式の生成を放棄する:

考えられる問題  (2)

小さい変更でもメモリ使用量に大きい影響を与えることがある:

厳密な0が存在するとデータがパックされるのを防ぐことができる:

ByteCountは,外部オブジェクトには処理の大きさしか与えない:

Wolfram Research (1988), ByteCount, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ByteCount.html.

テキスト

Wolfram Research (1988), ByteCount, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ByteCount.html.

CMS

Wolfram Language. 1988. "ByteCount." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ByteCount.html.

APA

Wolfram Language. (1988). ByteCount. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ByteCount.html

BibTeX

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BibLaTeX

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