CloudRenderingMethod

CloudRenderingMethod

CellおよびNotebookのオプションで，クラウド内のセルをどのように描画するかを指定する．

詳細

  • 次は，使用可能な設定である．
  • Automaticセルのコンテンツサイズに基づいてメソッドを選ぶ
    Inherited（セルに）ノートブックレベルと同じメソッドを使う
    "InteractiveBoxes"インタラクティブなボックスを使って描画する
    "StaticHTML"サーバで作成された静的なHTMLを使って描画する
    "Bitmap"サーバで作成された静的なビットマップとして描画する
    None汎用プレースホルダとして描画する
  • デフォルト値のAutomaticは，ノートブックレベルでは，Webブラウザでの高速描画に最適化されている大きいノートブックの"StaticHTML"と等しい．
  • デフォルトで，セルレベルで明示的な設定が指定されていない限り，セルはノートブックの描画メソッドを継承する．
  • セルレベルでは，値Automaticはクラウドでインタラクティブに描画するのに十分小さいセルについての"InteractiveBoxes"と等しい．それより大きいセルはラスタライズされる．ラスタライズに失敗した場合は一般的なプレースホルダとして描画される．
  • 静的HTMLのほとんどのコントロールは，ユーザがクリックするとすぐにインタラクティブになる．しかし，インタラクティブな描画には少し時間がかかるかもしれない．
  • ビットマップに基づくセルはインタラクティブではなく，ノートブックの幅に合うようにきれいに折り返されないかもしれない．
  • ノートブックのビューアでセルブラケットの横のコントロールを使って自動メソッドをオーバーライドすることができるが，そうするとWebブラウザがフリーズするかもしれない．
  • CloudRenderingMethodの設定はデスクトップシステムでは無視される．

例題

すべて開くすべて閉じる

例  (1)

明示的な設定CloudRenderingMethod"Bitmap"でノートブックをクラウドに配備する：

スコープ  (3)

自動選択が"Bitmap"の場合でも確実にインタラクティブに描画されるように，CloudRenderingMethod"InteractiveBoxes"というオプションを付けてノートブックを配備する：

CloudRenderingMethod"StaticHTML"でノートブックを配備し，静的なHTMLで描画する．こうするとユーザがノートブックとインタアクトを始めるまで動的コンテンツの解決が先延ばしできるのでノートブックが速くロードできる：

Noneという値を使うと，直接ブラウザで描画するのにはセルのコンテンツが大き過ぎることを示す汎用プレースホルダが結果として表示される：

考えられる問題  (2)

ビットマップに基づくセルはインタラクティブではないので，スライダーを動かしたりすることができない．また，ラスタライズは通常Linuxのサーバで行われるので，ビットマップとインタラクティブな描画は違って見えるかもしれない：

ビットマップに基づくセルの行の折返しは最適にならないことがある：

Wolfram Research (2019), CloudRenderingMethod, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudRenderingMethod.html.

テキスト

Wolfram Research (2019), CloudRenderingMethod, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudRenderingMethod.html.

CMS

Wolfram Language. 2019. "CloudRenderingMethod." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudRenderingMethod.html.

APA

Wolfram Language. (2019). CloudRenderingMethod. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudRenderingMethod.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_cloudrenderingmethod, author="Wolfram Research", title="{CloudRenderingMethod}", year="2019", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudRenderingMethod.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_cloudrenderingmethod, organization={Wolfram Research}, title={CloudRenderingMethod}, year={2019}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/CloudRenderingMethod.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}