ConservativeConvectionPDETerm
ConservativeConvectionPDETerm[vars,α]
保存型対流項を,保存型対流係数 とモデル変数 vars で表す.
ConservativeConvectionPDETerm[vars,α,pars]
モデルパラメータ pars を使う.
詳細
- 保存型の対流は,通常,バルク移動による輸送のモデル化に使用されるもので,対流速度 の発散が非零のときに使用されるべきである.
- 保存型対流係数 の対流は,従属変数 の移動の過程である.
- ConservativeConvectionPDETermは,偏微分方程式の一部として使われる微分演算子項を返す.
- ConservativeConvectionPDETermを使って従属変数 ,独立変数 ,モデル変数 の保存型対流方程式がモデル化できる.
- 定常モデル変数 vars は vars={u[x1,…,xn],{x1,…,xn}}である.
- 時間依存モデル変数 vars は vars={u[t,x1,…,xn],{x1,…,xn}}または vars={u[t,x1,…,xn],t,{x1,…,xn}}である.
- 他のPDE項との関連における保存型対流項は以下で与えられる.
- ConservativeConvectionPDETermはConvectionPDETermに似ているが,NeumannValueの意味に影響を与え,発散の一部である係数 を持つ.
- 保存型対流係数 は以下の形である.
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{α1,…,αn} ベクトル - 従属変数が{u1,…,um}の偏微分方程式系についての保存型対流は以下を表す.
- 以下は,PDE項の系との関連における保存型対流項である.
- 保存型対流係数 は,の形の階数3のテンソルである.ただし,各部分行列 は,単一の従属変数と同じように指定される長さ のベクトルである.
- 保存型対流係数 は,時間,空間,パラメータ,従属変数に依存することがある.
- 次は,使用可能なパラメータ pars である.
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パラメータ デフォルト シンボル "RegionSymmetry" None - パラメータ"RegionSymmetry"の可能な選択肢には"Axisymmetric"がある.
- "Axisymmetric"領域対称性は,角度変数を以下のように削除することで縮小された円柱座標が切り取られた円柱座標系を表す.
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次元 縮小 方程式 1D 2D - 与えられた独立変数に明示的に依存しないすべての数量は,ゼロ偏微分であると解釈される.
例題
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Wolfram Research (2020), ConservativeConvectionPDETerm, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ConservativeConvectionPDETerm.html.
テキスト
Wolfram Research (2020), ConservativeConvectionPDETerm, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ConservativeConvectionPDETerm.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "ConservativeConvectionPDETerm." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ConservativeConvectionPDETerm.html.
APA
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