ContainsNone
ContainsNone[list1,list2]
list1が list2の要素を何も含んでいない場合はTrueを返す.
ContainsNone[list2]
適用したオブジェクトが list2の要素を何も含んでいない場合にTrueを返す,この関数の演算子形である.
詳細とオプション
- ContainsNone[list1,list2]の listiは,式のリストまたはその表現,つまりSparseArray,QuantityArray,Association,EntityClass等を頭部として持つオブジェクトでなければならない.
- ContainsNone[list1,list2,SameTesttest]は test を listiの要素の各ペアに適用して両者を等しいと見なすべきかどうかを決定する.
- ContainsNone[list2][list1]はContainsNone[list1,list2]に等しい.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (5)
ContainsNoneの演算子形を使う:
ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodóvar)が監督し,指定された俳優が誰も出演していない映画を求める:
ContainsNoneは連想に使うことができる:
オプション (2)
SameTest (2)
デフォルトで,ContainsNoneは要素が等しければ同じであるとみなす:
単位の違いは,それらが厳密に同じ数量を表している場合にのみ考慮される:
Equalを比較関数として使って数値許容度を持たせる:
アプリケーション (2)
特性と関係 (5)
ContainsNone[list1,list2]は,リストの空の共通集合について検定することに等しい:
ContainsNone[list1,list2]はDisjointQ[list1,list2]に等しい:
ContainsNoneは,その引数の対称関数である.つまり,ContainsNone[list1,list2]==ContainsNone[list2,list1]である:
ContainsNone[list1,list2]の否定はContainsAny[list1,list2]に等しい:
ContainsNone[list,{}]は,常にTrueを返す:
テキスト
Wolfram Research (2015), ContainsNone, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ContainsNone.html.
CMS
Wolfram Language. 2015. "ContainsNone." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ContainsNone.html.
APA
Wolfram Language. (2015). ContainsNone. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ContainsNone.html