CreateManagedLibraryExpression
CreateManagedLibraryExpression[mname,f]
名前 mname が登録されているマネージャに関連する正の整数のIDに f を適用することで,マネージドのライブラリ式を作る.
詳細
- 名前 mname でマネージャ用に生成されたIDは1から始まり,マネージャが未登録になるまで連続的に続く.
- マネージャは,LibraryLinkコールバック関数registerLibraryExpressionManagerを使って登録される.
例題
例 (1)
単純な線形合同ランダム生成器を実装する例題LibraryFunctionオブジェクトをロードする:
CreateManagedLibraryExpressionで割り当てられた一意的なIDを使ってパラメータを設定する:
最初のインスタンスは,その式が参照されなくなるまで使用可能である:
履歴の式Outは,ユーザが気付かない式への参照をしばしば記録している.このような余分な参照は,セッションあるいはBlock内で$HistoryLength=0と設定することで避けることができる:
変数g3はマネージドのライブラリインスタンスへの唯一の参照である.このため,g3の設定が解かれると,ライブラリインスタンスは解放され,このIDを持つ式は使えなくなる:
このことはOutに参照されるg1には該当しないので注意が必要である:
テキスト
Wolfram Research (2014), CreateManagedLibraryExpression, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/CreateManagedLibraryExpression.html.
CMS
Wolfram Language. 2014. "CreateManagedLibraryExpression." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/CreateManagedLibraryExpression.html.
APA
Wolfram Language. (2014). CreateManagedLibraryExpression. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/CreateManagedLibraryExpression.html