EmbeddedSQLEntityClass
EmbeddedSQLEntityClass[string,props]
特性が props で与えられる実体クラスと解釈される逐語的なSQLクエリを表す.
EmbeddedSQLEntityClass[template,props,args]
引数が args で与えられるSQLクエリ文字列を表す.
詳細
- EmbeddedSQLEntityClassは,リテラルなSQLクエリを大きい記号クエリ内に埋め込むために使われる.これは,一般に,実体クラスに似たオブジェクトと解釈される.
- EmbeddedSQLEntityClass[template,props,…]の props は特性の文字列の名前である.一般に,EntityProperties[EmbeddedSQLEntityClass[template,{prop1,prop2,…},…]]は,EntityProperty[EmbeddedSQLEntityClass[…],propi]の形の特性を持つ.クエリの列と第2引数の特性の名前または数とが一致しない場合はランタイムエラーになる.
- EmbeddedSQLEntityClass[template,props,args]の形の args はリストまたは文字列のキーを持つ連想でよい.これがリストの場合は,template 内のテンプレートのスロットが位置であるとみなされる.args が連想の場合は,template のスロットに名前が付いているとみなされる.template のシンタックスはStringTemplateで使われるものと同じである.
- EmbeddedSQLEntityClass[template,props,args]の args 内の値は次の形式でよい.
-
n,"string",DateObject[…],… リテラル値 a+b,Sin[x],… コンパイル可能な式 x["prop"] 周囲のEntityFunctionにバインドされた特性 EntityValue[…],EntityClass[…],… 完全な記号クエリ
例題
すべて開くすべて閉じる例 (1)
RelationalDatabaseがバックエンドにあるEntityStoreを登録する:
EmbeddedSQLEntityClassを使って任意のSQLクエリが評価できる:
スコープ (1)
EmbeddedSQLEntityClassは実体クラスがサポードされているところならどこででも使える:
考えられる問題 (3)
登録済みのRelationalDatabaseをバックエンドに持つ実体ストアがなければ,EmbeddedSQLEntityClassは使えない:
RelationalDatabaseをバックエンドに持つ複数の実体ストアが登録されている場合は,どれを使ってクエリを実行するかが決められないかもしれない:
特性の名前または数とSQL文字列の列とが一致しない場合は,ランタイムエラーになる:
テキスト
Wolfram Research (2020), EmbeddedSQLEntityClass, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EmbeddedSQLEntityClass.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "EmbeddedSQLEntityClass." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/EmbeddedSQLEntityClass.html.
APA
Wolfram Language. (2020). EmbeddedSQLEntityClass. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/EmbeddedSQLEntityClass.html