GeoVectorENU

GeoVectorENU[loc{ve,vn}]

地理位置 loc における,地球と接する正規直交座標系の,成分 vevnを持つ水平二次元ベクトルを表す.

GeoVectorENU[loc{ve,vn,vu}]

地理位置 loc における,水平成分 veおよび vnと垂直成分 vuを持つ,三次元ベクトルを表す.

GeoVectorENU[{loc1,loc2,}{vec1,vec2,}]

それぞれの地理位置 lociにおける,ベクトル veciの集合を表す.

GeoVectorENU[{loc1vec1,loc2vec2,}]

ベクトルの同じ集合を表す.

GeoVectorENU[vec]

関連付けられた位置が陰的に指定された地理ベクトルを表す.

詳細

  • GeoVectorENU[]は,地表または他の任意の天体表面に,風速,磁場,スカラー勾配等の任意のベクトルの大きさを表すことができる.
  • GeoVectorENUは,指定された場所の基準楕円体に接する正規直交座標系を使って,データを説明する.
  • GeoVectorENU[locvec]におけるベクトル vec の成分は数量でよいが,その単位は互換でなければならない.
  • GeoVectorENU[locvec]の場所 loc は,度を単位とする{lat,lon}のペア,地理Entityオブジェクト,あるいはGeoPositionまたはこれに類似の頭部を持つ任意の地理位置オブジェクトとして与えることができる.
  • GeoVectorENU[GeoVector[]]は,GeoVector形式のベクトルをGeoVectorENU形式に変換する.同様に,GeoVectorXYZオブジェクトやGeoGridVectorオブジェクトを変換する.
  • GeoVectorENU[][prop]は地理ベクトルの指定された特性を与える.
  • 次は,使用可能な特性である.
  • "Count"GeoVectorENUオブジェクト内のベクトル数
    "Data"GeoVectorENUオブジェクトの第1引数
    "Depth"ベクトル深度.単一のベクトルについては0,ベクトルのリスト1等
    "Location"GeoVectorENUオブジェクトの位置データ
    "LocationDimension"各位置の座標数
    "LocationPackingType"位置がPackedの場合はIntegerまたはReal.それ以外の場合はNone
    "Vector"GeoVectorENUオブジェクトのベクトルデータ
    "VectorDimension"各ベクトルの成分数
    "VectorPackingType"ベクトルがPackedの場合はIntegerまたはReal.それ以外の場合はNone

例題

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  (1)

ユーザの地理位置における磁場を説明する,3DGeoVectorENUオブジェクトを入手する:

ユーザの現在地のローカルな地図における方向で矢印を置き,ローカルな経度と比較する:

偏角が見たければ,極GeoVector形式に変換するとよい:

この方向を,投影法が異なる世界地図上で小さめの矢印を使って示す:

スコープ  (8)

データ指定  (4)

度を単位とした{lat,lon}のペアで水平地理ベクトルの位置を指定する:

シカゴにおけ3つの等しい成分を持った3D速度ベクトルを構築する:

場所を任意の頭部を持つ地理位置オブジェクトとして書き換える:

GeoPositionが解釈できるものは何でも,場所として使用できる:

任意の単位次元の水平の2Dまたは3Dのベクトルを使う:

地理ベクトル配列  (3)

いくつかの場所の重力場データを同時に計算する:

上記を単一の地理ベクトル配列に変換する:

小さな水平成分の相対サイズと方向を表す:

百万のランダムな直交ベクトルをそれぞれのランダムな場所に生成する:

これらのベクトルを極形式に変換する:

GeoVectorENUを使って直交形式に変換し直す:

差は単なる数値誤差であることを確認する:

国連加盟国の首都の場所を取り出す:

それらの場所にランダムなベクトルを構築する:

局所的な直交形式に変換する:

極形式に変換し直す:

データの抽出  (1)

シカゴにおける水平速度ベクトル:

地理ベクトルの場所を抽出する:

地理ベクトルからベクトルデータを抽出する:

locvec 規則を抽出する:

すべての特性を抽出する:

特性と関係  (1)

自分の現在の地理位置の地球磁場についての情報をダウンロードする:

GeoVectorENUオブジェクトの形で情報をリクエストする:

もとの連想には,垂直方向に反転された符号が付いたこれらのベクトル成分が含まれている:

ベクトルの水平成分を係数とデクリネーション角に変換する:

Wolfram Research (2019), GeoVectorENU, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVectorENU.html.

テキスト

Wolfram Research (2019), GeoVectorENU, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVectorENU.html.

CMS

Wolfram Language. 2019. "GeoVectorENU." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVectorENU.html.

APA

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BibTeX

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BibLaTeX

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