GeoVisibleRegionBoundary

GeoVisibleRegionBoundary[{lat,lon,h}]

準拠楕円体上の，座標 lat,lon，高さ h の点から見える，地表の領域の境界を表す一次元GeoGraphicsプリミティブである．

GeoVisibleRegionBoundary[pos]

位置 pos から見える領域の境界を表す．

GeoVisibleRegionBoundary[{pos1,pos2,…}]

位置 posiから見える領域の境界の集合を表す．

詳細

  • GeoVisibleRegionBoundaryは，地球が楕円体であると仮定し，地表の高度は考慮しない．大気屈折についての補正は含まれていない．
  • GeoVisibleRegionBoundary[{lat,lon,h}]の角 lat,lon は，度を単位とした数値オブジェクトとして，DMS文字列として，あるいはQuantity角として与えることができる．
  • GeoVisibleRegionBoundary[{lat,lon,h}]における高さ h は，メートルを単位とした数値として，あるいはQuantity長として与えることができる．

例題

すべて開くすべて閉じる

例  (3)

準拠楕円体上10キロの高さから見える領域：

静止軌道から見える領域：

国際宇宙ステーションから現在見える領域：

スコープ  (4)

{lat,lon,h}位置から見える領域の境界：

高さが低くなると可視領域も狭まる：

高さがなくなると見える領域は点になり，デフォルトの充填が使われる：

座標をQuantityオブジェクトとして指定する：

緯度と経度をDMS文字列として指定する：

視点を任意タイプの測地位置として指定する：

ニューヨーク市が準拠楕円体上にあると仮定して，そこから垂直に1キロ移動する：

さまざまな高度のざまざまな場所の集合から見える領域の境界：

アプリケーション  (1)

国際宇宙ステーションから現在見える領域の境界を，軌道跡とともに示す：

特性と関係  (3)

GeoVisibleRegionBoundaryはGeoVisibleRegionプリミティブの境界に相当する：

ウィリスタワーの位置と高さ：

地域が平らであると仮定して，ビルの屋上から見える領域を示す：

半径の球状の地球を仮定した場合の，高度dからの水平距離：

ウィリスタワーの高さについての式を評価する：

その半径のGeoDiskをGeoVisibleRegionBoundaryの結果と比較する：

測地円板の東境界付近を拡大表示する：

インタラクティブな例題  (1)

半軸が{a,b}の楕円体，その中心と地心経度 α から距離rにある点を取る．そうすると，可視領域の境界は以下のようにパラメータ化される：

視点は赤で，可視領域境界は青で示す．これは，青で彩色されたベクトルに直交する平面曲線になる：

おもしろい例題  (1)

北米の著名な（高層）建造物のリストを定義する：

各建造物の特性リストを作る：

地域が平坦だと仮定して，可視領域を示す：

Wolfram Research (2014), GeoVisibleRegionBoundary, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVisibleRegionBoundary.html （2021年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2014), GeoVisibleRegionBoundary, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVisibleRegionBoundary.html （2021年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2014. "GeoVisibleRegionBoundary." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVisibleRegionBoundary.html.

APA

Wolfram Language. (2014). GeoVisibleRegionBoundary. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVisibleRegionBoundary.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2022_geovisibleregionboundary, author="Wolfram Research", title="{GeoVisibleRegionBoundary}", year="2021", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVisibleRegionBoundary.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2022_geovisibleregionboundary, organization={Wolfram Research}, title={GeoVisibleRegionBoundary}, year={2021}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoVisibleRegionBoundary.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}