ImageApplyIndexed

ImageApplyIndexed[f,image]

各画素の行指標と列指標を関数 f の第2引数として,fimage の各画素のチャンネル値のリストに適用する.

ImageApplyIndexed[f,{image1,image2,}]

f を,各 imageiから取られた一連の対応する画素値に適用する.対応する画素の行および列の指標は f の最終引数として与える.

詳細とオプション

  • ImageApplyIndexed[f,image]は,各画素についてのチャンネル値のリストを,関数 f をリストに適用した結果で置換する.
  • 2Dでは,各画素の部分指定は{row,column}として f に渡される.
  • 3Dでは,部分指定は{slice,row,column}で指定される.
  • ImageApplyIndexedは任意のチャンネル数の画像に使うことができる.
  • ImageApplyIndexed[f,image]は,image と同じタイプの画像を返す.
  • ImageApplyIndexed[f,image]では,関数 f は,数あるいは任意の長さのリストを返すことができる.
  • f に渡されるチャンネル値は,一般に,Imageオブジェクトで使われるもとになっているタイプに関係なく,0から1までである.関数 f は,通常0から1までの範囲にあるチャンネル値を返すと想定される.
  • ImageApplyIndexed[f,{image1,image2,,imagen}]で,f には n+1個の引数が与えられる.
  • ImageApplyIndexed[f,{image1,image2,}]は,任意数の同一基準の画像に使うことができる.
  • ImageApplyIndexed[f,{image1,image2,}]は,必要な場合は値を切り取ったり切断したりして,imageiの最大タイプの画像を与える.
  • ImageApplyIndexedにはオプションInterleavingがある.このオプションは,f を個々のチャンネルに適用すべきか,あるいは指定された画素のチャンネル値の完全リストに適用すべきかを指定する.デフォルト設定はInterleaving->Trueである.
  • ImageApplyIndexedImage3Dオブジェクトに使うことができる.

例題

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  (2)

画素値と画素位置について定義された純関数を適用する:

画素値と位置によって関数を画像のリストに適用する:

スコープ  (3)

画像の各画素を,その位置とは関係なく暗くする:

画素の位置に基づいて,画素の値とは無関係に輝度を定義する:

3D画像の第3スライスの画素をネゲートにする:

オプション  (3)

Interleaving  (2)

関数がカラーチャンネルに別々に適用されるべきであるときは,Interleaving->Falseを使う:

関数が別々のチャンネル値を期待している場合は,Interleaving->Falseおよび画像のリストを使う:

Masking  (1)

関数を,マスクによって指定された関心領域に適用する:

アプリケーション  (6)

結果の各画素がRGBカラーと位置の組合せを表す,5チャンネルの画像を作る:

各次元で位置が0から1の間になるように正規化する:

画素の指標を使って2D余弦波を画像に加える:

画素位置を使って画像の各象限を別々に処理する:

中心からコーナーに徐々に移動しながら画像をグレースケールに変換する:

グレースケール変換の指数関数的な割合を変化させる:

色相と彩度が画素の位置に依存し,明度が画素値に依存する形で,画像をカラー画像にする:

コーナーで色を補間することで,塗り潰された勾配画像を作る:

考えられる問題  (1)

Interleaving->Falseとすると,すべての画像のチャンネル数が等しくなければならなくなる:

チャンネルが1つの画像をRGB画像に変換する:

Wolfram Research (2014), ImageApplyIndexed, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageApplyIndexed.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), ImageApplyIndexed, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageApplyIndexed.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "ImageApplyIndexed." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageApplyIndexed.html.

APA

Wolfram Language. (2014). ImageApplyIndexed. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageApplyIndexed.html

BibTeX

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BibLaTeX

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