ImagePyramidApply
ImagePyramidApply[f,pyr]
ImagePyramidオブジェクト pyr 中の全画像に f を適用する.
ImagePyramidApply[f,{pyr1,pyr2,…}]
各 pyriから取られた連続する対応レベルにf を適用する.
詳細
- ImagePyramidApplyを使って画像ピラミッドの全レベルの画像を一度に変更することができる.
- 画像ピラミッドは,効果的なマルチスケール処理を簡単にするための画像の多重解像度表現で,ノイズ除去,画像のブレンディング,テクスチャ合成,効果的な描画等によく使われる.
- 画像ピラミッドは,徐々に解像度が低くなるいくつかの画像からなる.一般に,ピラミッドの特定のレベルが処理され,結果は逆処理を使って再構築される.
- ImagePyramidApplyは2Dおよび3Dの画像ピラミッドに使うことができる.
- 関数 f は異なるピラミッドのレベルに対して互換的な画像を返さなければならない.
- ImagePyramidApply[f,{pyr1,…,pyrn}]の f には n 個の引数が与えられる.
- ImagePyramidApply[f,{pyr1,pyr2,…}]は,任意の数の同等の画像ピラミッドに使うことができる.
例題
すべて開くすべて閉じるアプリケーション (5)
効率的な画像ビューア (1)
大きな画像のパンやズームには,大量のデータのインポートとサイズ変更が必要である.ImagePyramidは適切なスケール画像を表示することでこの問題を解決する.
マルチスケールの特徴検出 (3)
ピラミッドのレベルとタイプを変更して,すべてのレベルで山の尾根が検出されるようにする:
ラプラシアンピラミッドを仮定して,全レベルから検出された特徴を追加して再構築する:
ImageSaliencyFilterを画像に適用する:
画像ピラミッドの全レベルに顕著性フィルタリングを適用してマルチスケールの結果を得る:
テキスト
Wolfram Research (2019), ImagePyramidApply, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePyramidApply.html.
CMS
Wolfram Language. 2019. "ImagePyramidApply." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePyramidApply.html.
APA
Wolfram Language. (2019). ImagePyramidApply. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImagePyramidApply.html