LaunchKernels

LaunchKernels[]

現在設定されているすべての並列サブカーネルを起動する.

LaunchKernels[n]

現行コンピュータ上の n 個のローカルサブカーネルを起動する.

LaunchKernels[ker]

ker で指定されたカーネルを起動する.

LaunchKernels[{ker1,ker2,}]

カーネル keri(複数)を起動する.

詳細とオプション

  • LaunchKernels[]$DefaultParallelKernelsを使って起動するカーネルのリストを決定する.
  • LaunchKernels[](引数なし)は,実行中のカーネルがない場合にのみデフォルトのカーネルを起動する.
  • 次は,認識されるカーネル指定である.
  • "ssh://user@hostname:port/path"SSHを使ってアクセスできる,指定されたマシン上のカーネル
    "ssh://hostname"指定されたマシン上のデフォルトのパス
    "hostname""ssh://hostname"に等しい
    "wstp://server:port/pool"WSTPServer上のカーネル
    "wstp://server"デフォルトのポートとカーネルプールを使う
    "Local"デフォルトのローカルカーネル
    "localhost"同一マシン上のカーネル
    nn 個のローカル並列カーネル
    "file:///path/to/wolfram"同一マシン上の指定されたカーネル
    "file://"同一マシン上のデフォルトカーネル
    "https://www.wolframcloud.com/"Wolfram Cloud内のカーネル
    "lwg://host.example.com:port/path"LightweightGridサーバ上のカーネル
    "lwg://host.example.com:port"LightweightGridマネージャへのデフォルトパスを使う
    "lwg://host.example.com"LightweightGridサーバのデフォルトポート(3737)を使う
    LinkObject[]実行中のカーネルへのWSTPリンク
  • リモートマシンのカーネルの追加的な設定は,Wolfram Lightweight GridとCluster Integration Packageで使用できるようにすることができる.
  • ProgressReportingオプションは,カーネル起動の進捗レポートを行うかどうかを指定する.
  • デフォルト値はProgressReporting:>$ProgressReportingである.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (4)

デフォルトカーネルを起動する:

実行中の全カーネルを終了し,デフォルトのローカルカーネルだけを起動する:

実行中の全カーネルを終了し,12個のローカルカーネルを起動する:

LaunchKernelsは,デフォルトで,進捗情報を表示する:

スコープ  (13)

カーネル指定  (4)

$DefaultParallelKernelsに記載されているデフォルトカーネルを起動する:

すでに実行されているものに加え,さらに2個のローカルカーネルを起動する:

リモートマシンでカーネルを起動する:

KernelConfigurationを使って希望するカーネルの追加的な詳細を指定する:

ローカルカーネル  (3)

絶対パスで与えられた特定のローカルカーネルを使う:

KernelConfigurationで特性を指定することもできる:

ローカルカーネルについては,並列カーネルのデフォルト数は,ライセンスが許す限り$ProcessorCountに等しい:

SSHカーネル  (3)

リモートカーネルへのパスとカーネル数をURLパラメータとして取得する:

パスとカーネル数をKernelConfigurationの特性として指定することもできる:

適切なカーネルコマンドを自動的に選択するためにリモートのオペレーティングシステムを指定する:

URLの短縮形を使う場合は,"?n"で並列カーネルの数が指定できる:

WSTPServerカーネル  (1)

WSTPServerに接続して並列カーネルの数をリクエストする:

LWGカーネル  (1)

LightweightGridサーバからデフォルトのポートとマネージャURLを使って2つの並列カーネルを起動する:

リンクカーネル  (1)

並列サブカーネルとして使用可能な2つのカーネルを起動する:

これらを並列計算に使用する:

一般化と拡張  (1)

すべてのカーネルを終了する:

前に実行されていたカーネルのコピーを起動する:

オプション  (2)

ProgressReporting  (2)

一時的な進捗レポートは表示しない:

$ProgressReportingのデフォルト値がFalseであっても進捗レポートを表示する:

アプリケーション  (1)

使用カーネル数を変えて同じ計算を行いスピードアップを見る:

特性と関係  (1)

配布された定義と共有変数は実行中のカーネルおよび新たなカーネルに適用される:

ParallelNeedsで読み込まれたパッケージもまた実行中のカーネルおよび新たなカーネルに適用される:

実行中のすべてのカーネルを終了し,新たなカーネルを起動する:

新たなカーネルは前に配布された定義と共有変数を継承している:

新たなカーネルは先に読み込まれたパッケージも継承している:

考えられる問題  (3)

実行中のカーネルがある場合,LaunchKernels[]はデフォルトカーネルを起動しない:

実行中のすべてのカーネルを終了した後,デフォルトのカーネルを起動する:

カーネルは最初に必要となったときに自動的に起動されることがある:

カーネルを手動で終了する:

これで,自動的に起動されたカーネルがなくなった:

使用できるカーネルがない場合,ほとんどの並列計算は連続的に行われる:

おもしろい例題  (1)

リモートマシン上のカーネルを指定する:

プロセッサコアの数を尋ねる:

返されたカーネル数でカーネル指定を更新する:

並列カーネルを起動する:

Wolfram Research (2008), LaunchKernels, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LaunchKernels.html.

テキスト

Wolfram Research (2008), LaunchKernels, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LaunchKernels.html.

CMS

Wolfram Language. 2008. "LaunchKernels." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/LaunchKernels.html.

APA

Wolfram Language. (2008). LaunchKernels. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LaunchKernels.html

BibTeX

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BibLaTeX

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