LunarEclipse

LunarEclipse[]

次の月食の時点を返す.

LunarEclipse[datespec]

指定された時点の次の月食の日付を返す.

LunarEclipse[propertyspec]

次の月食について指定された特性値を返す.

LunarEclipse[datespec,propertyspec]

指定された日付の後に起る次の月食について指定された特性値を返す.

詳細とオプション

  • LunarEclipse[]では,$TimeZoneを使って時刻帯を見極めることができる.
  • datespec は,DateObject式,TimeObject式,日付文字列あるいは{y,m,d,h,m,s}の日付リストでよい.
  • datespec は,明示的なTimeZoneオプションの値があるDateObjectまたはTimeObjectの式である場合を除いて,$TimeZoneにあると仮定される.
  • datespec が日付のリストである場合には,その結果にはEventSeriesあるいはTimeSeriesのオブジェクトが含まれる.
  • datespec は,DateRange指定との互換性のために,{start,end,increment}と指定することができる.
  • datespec{start,end,All}と指定して,指定された範囲におけるすべての一意的な月食について特性値のリストを得ることができる.
  • LunarEclipse[TimeZone->z]は,使用中のコンピュータが$TimeZoneで指定される時刻帯に設定されていると仮定して,時刻帯 z に推測される日付と時間とともに,次の月食の日付を返す.
  • LunarEclipse["MaximumEclipseDate"]LunarEclipse[]に等しい.
  • LunarEclipsepropertyspec に使用できる値
  • "GraphicsData"月食のすべての満ち欠け状態のためのグラフィックス指示子
    "MaximumEclipseDate"月食の最大値の日付
    "PartialPhaseEndDate"月食の半影の終りの日付
    "PartialPhaseStartDate"月食の半影の始まりの日付
    "PartialPhasePolygon"月食の半影を表す多角形
    "TotalPhaseEndDate"月食の本影の終りの日付
    "TotalPhaseStartDate"月食の本影の始まりの日付
    "TotalPhasePolygon"月食の本影を表す多角形
    "Type"月食の種類
  • LunarEclipseで使用できるオプション
  • TimeDirection1次の月食を返すか,それとも最後の月食を返すか
    EclipseTypeAutomatic月食の種類を指定するために使用される
    TimeZone$TimeZone日付のために使われる時刻帯
  • TimeDirectionに可能な設定
  • 1指定された日付の次の月食を返す
    -1指定された日付の直前の月食を返す
  • EclipseTypeに可能な設定
  • Automatic任意の種類の次の月食を返す
    "Partial"次の半影月食を返す
    "Total"次の皆既月食を返す

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

次の月食の日付を求める:

指定した日付の次の月食の日付を求める:

次の月食の種類を求める:

スコープ  (13)

日付  (4)

日付は,DateObjectとして指定することができる:

日付は,日付の文字列として指定することができる:

ある日付の範囲における次の月食を生成する:

ある日付の範囲における一意的な月食の日付のリストを生成する:

特性  (9)

2015年の最初の月食が見られる地域を示す地図を生成する:

2015年の最初の月食の開始日を求める:

2015年の最初の皆既月食について,部分的に見える地域を示す地図を生成する:

2015年の最初の皆既月食について,本影の終りを求める:

2015年の最初の皆既月食について,本影の始まりを求める:

2015年の最初の皆既月食について,半影の終りを求める:

2015年の最初の皆既月食について,半影の始まりを求める:

2015年の最初の皆既月食について,本影が見られる地域を示す地図を生成する:

2015年の最初の月食の種類を求める:

考えられる問題  (2)

短い日付指定は,自動的に充填される.このため,次の例では,2015年1月1日の真夜中より後に起る最初の月食を意味すると解釈される:

次の拡張形式でも同じ結果が得られる:

おもしろい例題  (1)

2010年から2012年にかけてのすべての皆既月食の経路を示す地図を生成する:

Wolfram Research (2014), LunarEclipse, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LunarEclipse.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), LunarEclipse, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LunarEclipse.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "LunarEclipse." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/LunarEclipse.html.

APA

Wolfram Language. (2014). LunarEclipse. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LunarEclipse.html

BibTeX

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BibLaTeX

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