MailSettings
SendMailとMailServerConnectのオプションで,電子メールの設定を指定する.
詳細
- デスクトップシステムでは,SendMailの使用にユーザの電子メール設定が必要である.設定はノートブックフロントエンドの「環境設定」▶「インターネットとメール」▶「メール設定」で,あるいはSetOptions[SendMail,MailSettings]を使って設定できる.これが未設定の場合,SendMailはWolfram Cloudから電子メールを送ろうとする.
- MailSettingsは次のキーの連想である.
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"AutoBcc" None 自動の隠れた受信者 "AutoCc" None 自動の二次受信者 "EncryptionProtocol" None 電子メールの暗号化プロトコル "FromAddress" Automatic 送信者の電子メールアドレス "FromName" None 送信者の氏名 "Password" Automatic ユーザのパスワード "PortNumber" Automatic サーバのポート番号 "ReplyTo" None 推奨される返信用アドレス "Server" Automatic サーバのホスト名またはIPアドレス "IncomingMailServer" None 到着メールのサーバ設定 "ServerAuthentication" Automatic サーバの認証を確認するかどうか,確認するとしたらどのようにするか "Signature" None 電子メール本体の末尾に追加するテキスト "Username" $Username ユーザのログイン名 "MailFolderName" "INBOX" メールサーバ接続のためのデフォルトのメールフォルダ - "EncryptionProtocol"の可能な設定には,"SSL","StartTLS","TLS",Noneがある.
- "Password"は,パスワードによる認証が不要な場合はNoneに,パスワードをインタラクティブなダイアログに入力する場合はAutomaticに設定することが多い.パスワードはテキスト文字列として渡すこともできる.
- 電子メールの認証情報は,インタラクティブな"Password"ダイアログを通して任意で保存することもできる.認証情報は,使用中のコンピュータのハードドライブに保存されているキーを使って暗号化される.暗号化された認証情報はWolfram Cloudに送信され,Wolfram IDを使って承認した場合にのみアクセス可能になる.
例題
Wolfram Research (2017), MailSettings, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MailSettings.html (2018年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2017), MailSettings, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MailSettings.html (2018年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2017. "MailSettings." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2018. https://reference.wolfram.com/language/ref/MailSettings.html.
APA
Wolfram Language. (2017). MailSettings. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MailSettings.html