Minors
詳細
- × 行列に対して,Minors[m]は,第要素は,m の第行と第列を削除することによって得られる行列の行列式を与える. »
- Reverse[Minors[m],{1,2}]は,第要素を,m の第 行と第 列の削除に関連付ける. »
- Minors[m]は,Minors[m,Min[Dimensions[m]]-1]に等しい. »
- Minors[m,k]は,m から,k 行と k 列のすべての可能な集合を選ぶことで得られる k×k 部分行列の行列式を与える.
- 得られた結果の要素は,特定の位置のリストの行と列を選ぶことに相当する.要素の順序は,最終の行列を斜めあるいは下方にたどっていくと,位置の連続したリストが辞書順に並ぶようにする.
- ×行列に対しては,Minors[m,k]は×行列を与える.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (14)
小行列のサイズ指定 (4)
特殊行列 (4)
アプリケーション (5)
正方行列についてMinors[m]の計算に使われる行列式を可視化する:
m の両方のレベルを反転させて 番目の行と 番目の列を削除することで番目の項目を得る:
Adjugateが返す結果と比較する:
階数は,Minors[mat,k]が非零の項を含む最大 k である:
MatrixRankを使って階数が実際に2に等しいことを確かめる:
ハミルトン行列が正定値行列かどうかをシルベスター(Sylvester)の判定法を使って調べる:
すべての首座小行列式が正なので,この行列は正定値行列である:
PositiveDefiniteMatrixQを使って結果を確認する:
特性と関係 (11)
行列について,Minors[m]は行 と列 を引いて求まる行列式の行列である:
Reverse[Minors[m],{1,2}]は m から 行目と 列目を削除することで求まる行列式の行列である:
r=Reverse[Minors[m],{1,2}]とすると,これはとして表すことができる:
Minors[m]はMinors[m]==Minors[m,Min[Dimensions[m]]-1]に等しい:
正方行列 m について,Minors[m,Length[m]]は{{Det[m]}}に等しい:
デフォルトで,Minors[m,0]は{{1}}である:
MatrixRankより高次元のMinorsは零である:
× 行列の 次の小行列式のDimensionsは×である:
正方恒等行列のMinorsは別の恒等行列である:
正方対角行列のMinorsは別の対角行列である:
Minorsは実質的に,抽出された行と列の外積に等しい:
テキスト
Wolfram Research (1988), Minors, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Minors.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Minors." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/Minors.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Minors. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Minors.html