NetExternalObject
外部フレームワーク形式によるネットモデルを表す.
詳細



- NetExternalObject は,通常は,Wolfram言語では定義されていないニューラルネットワークモデルを使って推論を実行するために使用される.
- 次は,サポートされるファイル形式である.
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"ONNX" ONNXモデル "MXNet" MXNetモデル "GGUF" GGUFモデル - NetExternalObject[…][data]は,単一の入力ポートを持つモデルについてはモデルを data に適用した結果を与える.
- NetExternalObject[…][<port1data1,… >]は,複数の入力ポートを持つモデルについては dataiを portiに与える.
- data がNumericArrayとして与えられると出力もNumericArrayになる. »
- Information[NetExternalObject[…]]はモデルについての情報パネルを生成する. »
- NetExternalObjectについてのInformationには以下の特性が含まれることがある.
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"Backend" モデルが使用する評価バックエンド "ContextWindowSize" モデルコンテキストウィンドウの現在の最大サイズ "InputPortNames" 入力ポート名のリスト "InputPorts" 入力ポートの形状の連想 "OutputPortNames" 出力ポート名のリスト "OutputPorts" 出力ポートの形状の連想 "Properties" 使用可能な特性 "RawData" モデルの未処理のネイティブなコンテンツ "TrainingContextWindowSize" モデルコンテキストウィンドウのもとのサイズ - NetExternalObject[…][data,opts]は,ネットを data に適用する際にオプションを使うように指定する.次は,使用可能なオプションである.
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Method Automatic モデル評価の詳細を指定する TargetDevice "CPU" 評価を行うデバイス - TargetDeviceの可能な設定は,システムとハードウェアによって変化する.以下は,その可能な値である.
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"CPU" CPUを使う "GPU" 使用可能な専用ハードウェアを使う "CoreML" Apple CoreMLフレームワーク "CUDA" Nvidia CUDA API "DirectML" Microsoft Direct Machine Learning API - テキストを生成するLLaMA.cppバックエンド("GGUF"形式)のNetExternalObjectについては,オプションMethodを以下の任意のキーを持つ規則のリストに設定することができる.
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"MaxTokens" Automatic 生成されるトークンの最大数 RandomSeeding Automatic 疑似乱数生成器のシードを内部的にどのように行うか "PrependPrompt" False 入力テキストを出力テキストの先頭に加えるかどうか "ResetState" True 入力処理の前に言語モデルの状態をリセットするかどうか "StopTokens" {} 作成された場合に生成を停止する文字列のリスト
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (5)
形式 (3)
ONNXモデルをNetExternalObjectとしてインポートする:
ネットをGGUF形式でインポートする(モデルクレジット:Olusegun Odewole, https://huggingface.co/segestic/Tinystories-gpt-0.1-3m):
MXNetモデルをNetExternalObjectとしてインポートする:
特性 (2)
オプション (4)
アプリケーション (3)
確率が低いあるいは重なり合いが大きいものにフィルタをかけて検出結果を可視化する:
このネットワークは消費者用のノートパソコンで1秒間に40以上の画像が分析できる:
"GGUF"ファイルを埋込みモデルとしてインポートする:
特性と関係 (2)
入力がNumericArrayとして与えられると出力もNumericArrayになる:
テキスト
Wolfram Research (2022), NetExternalObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/NetExternalObject.html (2025年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2022. "NetExternalObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2025. https://reference.wolfram.com/language/ref/NetExternalObject.html.
APA
Wolfram Language. (2022). NetExternalObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/NetExternalObject.html