NotebookApply
NotebookApply[notebook,data]
ノートブックの現在の選択位置にデータ data を書き込み,データにある選択プレースホルダを現在の選択範囲で置き換え,書き込んだデータの直後に選択位置を移す.
NotebookApply[cell,data]
ノートブックの指定されたセルにデータを書き込む.
NotebookApply[notebook,data,sel]
データを書き込んだ後に選択位置を任意の点 sel に移す.
詳細とオプション
- NotebookApplyの第1引数はNotebookObjectあるいはCellObjectでよい.
- NotebookApplyは,data の最初の選択プレースホルダを現在の選択範囲で置換する他は,機能上NotebookWriteと同じである.
- パレットで使われるボタン用のアクションを設定するのにもNotebookApplyを使うことができる.
- 選択プレースホルダは,記号または\[SelectionPlaceholder]で表される.
- sel に指定可能な値はNotebookWriteの場合と同じである.
例題
すべて開くすべて閉じるオプション (2)
AutoScroll (2)
一般に,ある場所にデータを書き込むとドキュメントがその場所までスクロールされる:
AutoScrollをFalseにすると,データが書かれた場所がスクリーン上では見えないままになる:
AutoScroll->Falseとしない場合,選択位置を若干移動すると新規データの位置までスクロールされる:
テキスト
Wolfram Research (1996), NotebookApply, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/NotebookApply.html (2012年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1996. "NotebookApply." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2012. https://reference.wolfram.com/language/ref/NotebookApply.html.
APA
Wolfram Language. (1996). NotebookApply. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/NotebookApply.html