OpenRead

OpenRead["file"]

データを読み込むためのファイルを開いて,InputStreamオブジェクトを返す.

詳細とオプション

  • OpenReadは,ファイルの先頭を始点として読込みを準備する.
  • パイプをサポートしているシステムでは,OpenRead["!command"]は,command で指定された外部プログラムを起動し,これから入力を取り出すためにパイプを開く.
  • OpenReadが特定のファイルやパイプを開くことに成功しなかった場合には,メッセージを作成し,$Failedを返す.
  • OpenReadは,「ファイルとストリーム」に記述されている手続きに従ってファイル名を結合する.
  • 関数ReadListは,必要に応じて自動的にファイルやパイプを開く.
  • OpenReadは,InputStream["name",n]を返す.ただし,name はファイルやコマンドのフルネーム,そして,n は,現行のWolframシステムセッションで開かれたストリーム全体を通して一意的なシリアル番号である.
  • オプションBinaryFormat->Trueのとき,ストリームはバイナリ形式で開かれるので,新規行その他のデータのテキスト解釈は行われない.
  • Methodオプションを使うと,指定した入力ストリームメソッドでストリームを開くことができる.これは,OpenReadがファイル名を結合するデフォルトの方法を無効にする.
  • OpenRead[File["file"]]もサポートされている.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

ファイルを開く:

ファイルを読む:

ストリームを閉じる:

スコープ  (1)

Fileオブジェクトで指定されたファイルを開く:

Wolfram Research (1988), OpenRead, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenRead.html (2016年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), OpenRead, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenRead.html (2016年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "OpenRead." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenRead.html.

APA

Wolfram Language. (1988). OpenRead. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/OpenRead.html

BibTeX

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BibLaTeX

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