OutputForm
OutputForm[expr]
キー入力文字のみを用いてexpr を二次元形として出力する.
詳細
- OutputFormは,通常のキー入力文字を用いたStandardFormの近似形である.
- さまざまな式のOutputFormはこれらの内部表現と極めて異なる.
- OutputFormは,入力を評価してOutputForm[expr]になるときは出力には現れない. »
- OutputFormは直接Wolfram言語への入力として使うことができない.
- 可能な場合,OutputFormは特殊文字に近似を使う.このため,≥は>=として,または,éはe'として与えられる. »
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (8)
基本オブジェクト (2)
特殊な入力形 (4)
特殊な出力形 (2)
式の出力形(OutputForm)をその基になっている完全形(FullForm)と比較する:
省略された部分はFullFormだと可視になる:
特性と関係 (5)
OutputFormは,入力を評価してOutputForm[expr]になるときは出力には現れない:
OutにはOutputForm[x^2]ではなく値 x2が割り当てられる:
OutputFormは二次元にフォーマットする:
StandardFormとTraditionalFormでは付加的なフォーマットを施した二次元式になる:
InputFormとFullFormは一次元のフォーマットを提供する:
ToStringを使ってOutputFormによる文字列を生成する:
Formatを使って書式を加える:
考えられる問題 (1)
OutputFormは,出力のトップレベルから省略された場合でも部分式からは削除されない:
出力はOutputFormではない:
しかし,変数 e はOutputFormなので,続く評価に影響するかもしれない:
OutputFormが介在するため乗算は評価されない:
まず変数に割当てを行い.次に結果にOutputFormを適用することで計算可能性を維持する:
テキスト
Wolfram Research (1988), OutputForm, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OutputForm.html (1996年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "OutputForm." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 1996. https://reference.wolfram.com/language/ref/OutputForm.html.
APA
Wolfram Language. (1988). OutputForm. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/OutputForm.html