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Pick[list,sel]

list の要素の中で対応する sel の要素がTrueであるものを選び出す．

Pick[list,sel,patt]

list の要素の中で対応する sel の要素が patt にマッチするものを選び出す．

詳細
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例  
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一般化と拡張  
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Pick

Pick[list,sel]

list の要素の中で対応する sel の要素がTrueであるものを選び出す．

Pick[list,sel,patt]

list の要素の中で対応する sel の要素が patt にマッチするものを選び出す．

詳細

  • sel はどんな深さのネストしたリストでもよい．
  • Pick[list,sel,patt]は，sel[[i1,i2,…]]が patt とマッチする list[[i1,i2,…]]を選び出す．
  • Pickは，ネストしたリスト sel の中の patt にマッチする要素の並び方によっては，不調和配列を返すことがある．
  • list や sel 中の頭部はListでなくともよい．
  • PickはSparseArrayオブジェクトと使うことができる．
  • sel が"BitVector"型のDataStructureオブジェクトの場合，Pick[list,sel]は sel の値1に対応する list の要素を取り出す． »
  • Parallelize[Pick[list,sel]]はPick[list,sel]をすべてのサブカーネルで並列に計算する． »

例題

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例  (2)

「選択」リスト中の1の位置に当たる要素を抽出する：

二次元配列から要素を抽出する：

スコープ  (5)

「選択」リストでTrueが現れる位置に当たる要素を抽出する：

部分がパターンにマッチする要素を取り出す：

SparseArrayを使って引数を選ぶ：

SparseArrayから要素を選び出す：

"BitVector"型で長さが5のデータ構造を作成する：

2番目と4番目のビットを1に設定する．インデックスは1ではなく0であることに注意のこと：

データ構造を使ってリストの要素を抽出する：

一般化と拡張  (3)

データはリストではなくてもよい：

選択の引数はリストではなくてもよい：

特定の文字だけを取り出すために，文字列を文字のリストに変換する：

アプリケーション  (1)

TrueとFalse通常のリストでPickを使う：

対応するDataStructureを使った同じ演算の方がはるかに速い：

結果は同じである：

特性と関係  (3)

Pick[list,sel,patt]における比較は純粋に構造的なもので，頭部は考慮しない：

f[b]が選択されるのは，sel の3,1部分が patt にマッチするためである：

list に対応する部分が存在するなら，その部分が頭部とともに選択される：

sel の2,1部分も patt にマッチすることに注意のこと：

しかし，list にはこれに対応する部分がない：

Pickを並列に計算する：

sel がビットベクトルなら，Pick[list,sel]は sel の値1に対応する list の要素を取り出す：

考えられる問題  (4)

「選択」リストはデータと同じ長さ・同じ構造でなければならない：

Pickで原子式を使うことができる：

これは，空を含むすべての部分がマッチのためにテストされるためである：

原子引数が含まれる場合はそのままでは選択されず，Sequence[]が返される：

これは，第2引数にも等しく適用される：

第3引数でExcept[c]を使うと思いがけない結果になることがある：

選択引数全体がパターンにマッチするので，式全体が返される：

Except[c,p]を使って，パターンを選択引数の要素に制限する：

選択子の引数に非原子式を使うと思いがけない結果になる：

リストがTrueとFalseだけを含むように事前にテストを適用して構造的な問題を避ける：

Wolfram Research (2004), Pick, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/Pick.html （2025年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2004), Pick, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/Pick.html （2025年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2004. "Pick." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2025. https://reference.wolfram.com/language/ref/Pick.html.

APA

Wolfram Language. (2004). Pick. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Pick.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2025_pick, author="Wolfram Research", title="{Pick}", year="2025", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Pick.html}", note=[Accessed: 13-September-2025]}

BibLaTeX

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