RootApproximant
数 x を,それをうまく近似する「最も簡単な」代数的数の1つに変換する.
RootApproximant[x,n]
次数が最大 n の,x に近い代数的数を求める.
詳細とオプション
- 次数が2より大きい場合,RootApproximantはRootオブジェクトを生成する.
- RootApproximant[x]は,連続的により高い次数の代数的数を使って x の表現中の総ビット数を効果的にテストし,ビット数が小さい最初のケースを返す.
- RootApproximantの結果は一意的ではないかもしれない.
- MinimalPolynomialはRootApproximantの結果について最小多項式を与える.
- オプションMethod->{"DegreeCost"->p}は,「最も簡単な」近似の決定に当たって連続するより高いベキに追加費用 p を使うように指定する.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (4)
Nの場合は簡単な二次近似が得られない:
機械精度はに等しいRootオブジェクトを再現するのには不十分である:
厳密な入力が与えられると,RootApproximantは機械精度近似を用いる:
RootApproximantは複素数に使うことができる:
アプリケーション (2)
FindRootを使って2.5付近の実根を求める:
RootApproximantを使って根近くの代数的数を求める:
特性と関係 (3)
RootApproximantは与えられた代数的数に近いRootオブジェクトを返す:
求まったRootオブジェクトは入力と厳密に等しくはないことがある:
RootReduceを用いて代数的数の厳密なRootオブジェクト表示を求める:
Rationalizeは有理近似も与えるが,同じである必要はない:
LatticeReduceを使い,より一般的な関数の線形な組合せを認識する:
テキスト
Wolfram Research (2007), RootApproximant, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RootApproximant.html (2008年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "RootApproximant." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2008. https://reference.wolfram.com/language/ref/RootApproximant.html.
APA
Wolfram Language. (2007). RootApproximant. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RootApproximant.html