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StringJoin

"s₁"<>"s₂"<>…，StringJoin["s₁","s₂",…]またはStringJoin[{"s₁","s₂",…}]

を鎖状に繋ぎ合せて文字列を作成する．

詳細

StringJoinは属性Flatを持つ．
StringJoin[BioSequence["type","seq"]…]は，同じタイプの生体分子配列を繋ぎ合せる．

予備知識

StringJoin["s₁","s₂",…]（簡易記法の"s₁"<>"s₂"<>⋯で書くことも可）は，文字列"s_i"を繋いで作った文字列を文字列を返す．StringJoinは，その引数のいかなるレベルにおけるリストも無視するので，ネスト構造にも平坦化なしで適用することができる．StringJoinが明示的で有効な文字列にしか使えないのに比べ，ToStringは非文字列式を文字列形式に変換するためにしばしば使われる．
StringJoinは他の数多くのシンボルに関係している．具体的に言うと，StringJoinは，StringJoin[Characters["string"]]とCharacters[StringJoin[{"s","t","r","i","n","g"}]]がそれぞれ"string"と{"s","t","r","i","n","g"}を返すと言う意味で，Charactersの逆関数である．StringJoinは，質的に類似したJoin，Append，Prepend，Catenate，JoinAcross等の関数のString版および／または一般化である．具体的に言うと，"s₁"<>"s₀"は"s₁"を文字列"s₀"の先頭に加え，"s₀"<>"s₁"は"s₁"を文字列"s₀"に加える．StringJoinは，文字列パターンを指定するStringExpression ("s₁"~~"s₂"~~⋯)と混同してはならない． StringJoinはStringRiffle，StringRepeat，StringInsert，StringReplacePart，StringPartitionとも関連があり，これらとよく一緒に使われる．

例題

すべて開くすべて閉じる

例 (2)

文字列を繋ぎ合せる：

InputFormを使って文字列のクォーテーションマークを表示する：

リストはすべて無視される：

スコープ (4)

StringJoinは特殊文字を扱うことができる：

間に改行文字を入れて文字列を繋ぐ：

StringJoinは，文字列に埋め込まれたフォーマットに関する情報を保存する：

生体分子配列を繋ぎ合せる：

アプリケーション (4)

文字列をそれを逆にしたものと反復的に繋ぎ合せる：

文字列中の3重文字を探す：

間にスペースを挿入して単語のリストを繋ぐ：

チャンパーノウン(Champernowne)数を作る：

特性と関係 (1)

StringJoinは一種のCharactersの逆の動作をする：

考えられる問題 (1)

StringJoinは明示的な文字列のみに使うことができる：

ToStringを用いて文字列に変換する：

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