StringTemplate
StringTemplate["string"]
引数に適用される文字列テンプレートを表すTemplateObject式を与える.
StringTemplate[src]
File[…],URL[…],あるいはCloudObject[…]を文字列テンプレートのソースとして使う.
StringTemplate[form,args]
クラウド配備あるいは他の評価に適した,引数のあるTemplateObjectを返す.
詳細とオプション
- 文字列中で,次の特殊形を使うことができる.
-
`` TemplateSlot[n],n は連続する値 1, 2, 3, … `n` TemplateSlot[n] `name` TemplateSlot["name"] <*expr*> TemplateExpression[expr] - StringTemplateオブジェクトは,TemplateApply[StringTemplate[…],{e1,e2,…}]を使って,あるいは形式StringTemplate[…][e1,e2,…]を使って描画することができる.
- StringTemplateには次のオプションがある.
-
CombinerFunction StringJoin 結果を返す前に,断片を繋ぐ際に適用する関数 InsertionFunction TextString 式を挿入する前に適用する関数あるいはフォーマット - StringTemplate[File[…]]およびStringTemplate[URL[…]]では,ソースファイル等のコンテンツは文字列としてインポートされる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
aおよびbという名前の付いたスロットがある文字列テンプレートを適用する:
TemplateApplyを使った同等の形:
StringTemplateはTemplateApplyの内側では必要ない:
<* ... *>内の式は文字列テンプレートが適用されたときに評価される:
テンプレート文字列内の式とともにテンプレートスロットを含める:
式はTextStringを使って文字列にスプライスされる:
スコープ (4)
Fileは完全にサポートされている:
テンプレートはWolfram Cloudに置くことができる:
CloudObjectはTemplateApplyで直接使うことができる:
StringTemplateの第2引数を使ってデータをテンプレートに関連付けることができる:
URLを使ってテンプレートを取り出すことができる:
オプション (2)
特性と関係 (3)
StringTemplateを評価するとTemplateObjectになる:
データを含むテンプレートを配備すると,訪れるたびにTemplateApplyがコンテンツを描画する:
TemplateApplyを使って,文字列テンプレートを1ステップで構文解析し適用することができる:
考えられる問題 (1)
StringTemplateの第2引数中のデータはTemplateApply内の引数より優先される:
おもしろい例題 (1)
StringTemplateをクラウドに配備することができる.URLを開くと,毎回TemplateApplyがテンプレートを描画する:
テキスト
Wolfram Research (2014), StringTemplate, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/StringTemplate.html.
CMS
Wolfram Language. 2014. "StringTemplate." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/StringTemplate.html.
APA
Wolfram Language. (2014). StringTemplate. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/StringTemplate.html