Take

Take[list,n]

list の先頭から n 個の要素を与える.

Take[list,-n]

list の末尾から n 個の要素を与える.

Take[list,{m,n}]

list m から n 番目の要素を抽出する.

Take[list,seq1,seq2,]

listseqiにより指定された要素がレベル i でネストされたリストを抽出する.

詳細

  • Takeは,標準的な列の指定を使用する.
  • Allすべての要素
    None零要素
    n1から n までの要素
    UpTo[n]1個から,可能な場合最大で n 個までの要素
    -n最後の n 個の要素
    {n}n 番目の要素のみ
    {m,n}m 番目から n 番目までの要素
    {m,n,s}m 番目から n 番目までの要素を刻み幅 s
  • Takeは,Listに限らず,任意の頭部を持ったオブジェクトに使用することができる.
  • Take[list,seq1,seq2]は,list から部分行列を抽出する.
  • TakeSparseArrayオブジェクトに適用すると,一般に別のSparseArrayオブジェクトが返される.
  • TakeAssociationオブジェクトに適用すると,指定された位置からの要素を含むAssociationが返される.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (6)

リストから最初の4つの要素を抽出する:

最後の3つの要素の抽出:

2番目から4番目の要素の抽出:

Associationから第2要素を抽出する:

Associationから第1要素を除いてすべてを抽出する:

Associationの2番目から6番目の要素を1つおきに抽出する:

スコープ  (8)

2番目の要素から最後から2番目の要素までの抽出:

要素を1つおきに抽出:

行列の最初の2行を抽出する:

すべての行と最初の2列を抽出する:

最初の2行の最後の列だけを抽出する:

部分行列の抽出:

行と列を1つおきに抽出:

最初の4つ(あるいはできるだけたくさん)の要素を取る:

一般化と拡張  (2)

Takeは,Listだけでなくどのような頭部でも使用できる:

TakeSparseArrayオブジェクトにも使える:

アプリケーション  (2)

部分画像の選択:

画像の3番目ごとのセルの抽出:

特性と関係  (5)

TakeDropは補完的である:

TakeRangeを使ったPart抽出と同じことがよくある:

TakeSpanを使ったPart抽出と等しい:

Takeの与える配列の最初の次元は,Takeの引数になっている:

Reverse[e]Take[e,{-1,1,-1}]に等しい:

考えられる問題  (1)

Takeは1つの要素だけを取る場合でも,常にリストを返す:

Wolfram Research (1988), Take, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Take.html (2015年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Take, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Take.html (2015年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Take." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/Take.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Take. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Take.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_take, author="Wolfram Research", title="{Take}", year="2015", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Take.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

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