TestObject

TestObject[]

TestCreateの結果を表すオブジェクトを与える.

詳細

  • TestObjectは通常,TestCreateからの結果として得られる.
  • TestObject[]["prop"]は,与えられたTestResultObjectについて,"prop" の値を返す.
  • TestObject[][{"prop1","prop2",}]は,いくつかの特性に対応する値の連想を返す.
  • TestObject[]["Properties"]は,使用できるすべての特性のリストを返す.
  • 次は,TestObjectの使用可能な特性である.
  • "AbsoluteTime"検定が作成された絶対時間(UTC時刻帯)
    "AbsoluteTimeUsed"経過した実時間での絶対秒数
    "ActualMessages"入力の評価で生成されるメッセージ
    "ActualOutput"入力の評価で生成される出力
    "CPUTimeUsed"入力の評価に費やしたCPU時間
    "Created"作成時間のDateObject$TimeZoneで)
    "ExpectedMessages"検定に渡されるメッセージ
    "ExpectedOutput"評価された期待される出力
    "Input"もとの検定入力
    "MemoryConstraint"もとのMemoryConstraintの値
    "MemoryUsed"全データの保存に使われたバイト数
    "Outcome"TestCreateを実行した結果
    "SameTest"もとのSameTest関数
    "TestFileName"現在実行中の検定ファイルの絶対ファイル名
    "TestID"検定についての一意的な識別子
    "TestKey"すべての検定について一意的な自動キー
    "TimeConstraint"もとのTimeConstraintの値
    "TestCreate"もとのTestCreate
    "VerificationTest"もとのVerificationTest
  • "Outcome"の可能な値には以下がある.
  • "Success"検定は無事成功した
    "MessageFailure"評価中にメッセージが出て検定は失敗した
    "Failure"検定はうまくいかなかった
    "NotEvaluated"検定は評価されなかった
  • "FailureType"特性の可能な値には以下がある.
  • "SameTestFailure"実際の出力が予想される出力と一致しなかった
    "SameMessagesFailure"予想外のメッセージが出された
    "SameTestUnevaluated"SameTest関数がTrueまたはFalseを返さなかった
    "TimeConstraintFailure"TimeConstraintオプションを超えた
    "MemoryConstraintFailure"MemoryConstraintオプションを超えた
    "TimeConstraintInvalid"TimeConstraintオプションが無効だった
    "MemoryConstraintInvalid"MemoryConstraintオプションが無効だった
    "EvaluationAbortedFailure"Abortによって評価が中止された
    "UncaughtThrowFailure"Throwによって評価が中止された
    "IntermediateTestFailure"IntermediateTestが失敗した
    "IntermediateTestMessagesFailure"IntermediateTestが予想外のメッセージを出した

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

TestCreateを実行してTestObjectを得る:

TestEvaluateを使って検定を実行する:

もとの入力を抽出する:

もとの入力を抽出し,ReleaseHoldを使って検定を再実行する:

スコープ  (1)

すべての特性のリスト:

いくつかの特性を一度に取り出す:

すべての特性を取り出し,結果をDataset中に示す:

アプリケーション  (1)

検定を評価する:

"TestCreate"特性を使ってもとの検定の式を再作成する:

ReleaseHoldを使って再度新しいものを作る:

特性と関係  (34)

特性  (34)

"AbsoluteTime"  (1)

検定を作成する:

"AbsoluteTime"を使って検定の作成時間をUTCで抽出する:

FromAbsoluteTimeを使ってDateObjectの値を変換する:

"Created"特性を使ってユーザの時刻帯のDateObjectを取得する:

"AbsoluteTimeUsed"  (1)

検定を実行する:

"AbsoluteTimeUsed"を使ってかかった時間の絶対秒をリアルタイムで抽出する:

TestObjectが評価されていないと,この特性はMissingを返す:

"ActualMessages"  (1)

メッセージを出す検定を実行する:

"ActualMessages"を使って検定の評価中に出されたすべてのメッセージを抽出する:

式はHoldFormでラップされる:

TestObjectが評価されていないと,この特性はMissingを返す:

"ActualOutput"  (1)

検定を実行する:

"ActualOutput"を使って入力式の結果を抽出する:

式はHoldFormでラップされる:

TestObjectが評価されていないと,この特性はMissingを返す:

"CPUTimeUsed"  (1)

検定を実行する:

"CPUTimeUsed"を使って入力の評価にかかったCPU時間を抽出する:

TestObjectが評価されていないと,この特性はMissingを返す:

"Created"  (1)

検定を作成する:

"Created"を使って作成日をDateObjectとして抽出する:

"ExpectedMessages"  (1)

検定を作成する:

"ExpectedMessages"を使って入力の評価の際に予測されるすべてのメッセージを抽出する:

式はHoldFormでラップされる:

"ExpectedOutput"  (1)

検定を作成する:

"ExpectedOutput"を使って期待される結果を抽出する:

式はHoldFormでラップされる:

"FailureType"  (11)

検定を評価する:

"FailureType"を使って検定の失敗コードを抽出する:

SameTestTrueFalseも返さない検定を作成する:

失敗タイプは"SameTestUnevaluated"である:

TimeConstraintの値を超える検定を作成する:

失敗タイプは"TimeConstrainedFailure"である:

TimeConstraintの値が無効な検定を作成する:

失敗タイプは"TimeConstrainedInvalid"である:

MemoryConstraintの値を超える検定を作成する:

失敗のタイプは"MemoryConstrainedFailure"である:

MemoryConstraintの値が無効な検定を作成する:

失敗のタイプは"MemoryConstrainedInvalid"である:

Abort[]が発生する検定を作成する:

失敗のタイプは"AbortFailure"である:

Throw[]が発生する検定を作成する:

失敗のタイプは"UncaughtThrowFailure"である:

IntermediateTest が失敗する検定を作成する:

失敗のタイプは"IntermediateTestFailure"である:

予期しないメッセージを発してIntermediateTestが失敗する検定を作成する:

失敗のタイプは"IntermediateTestMessagesFailure"である:

検定が成功すると失敗タイプNoneが返される:

"Input"  (1)

検定を作成する:

"Input"を使ってもとの入力式を抽出する:

式はHoldFormでラップされる:

"MemoryConstraint"  (1)

MemoryConstraintオプションを使う検定を作成する:

"MemoryConstraint"を使ってオプションのもとの値を抽出する:

"MemoryUsed"  (1)

検定を実行する:

"MemoryUsed"を使って入力の評価中に使われたメモリを抽出する:

"MetaInformation"  (1)

検定を作成する:

"MetaInformation"を使って入力の評価中に使われたメモリを抽出する:

"Outcome"  (1)

検定を実行する:

"Outcome"を使って検定結果を抽出する:

"ActualOutput""ExpectedOutput"と一致しないと検定は"Failure"を与える:

検定は成功したが"ExpectedMessages"の指定されたリストが出されない場合,検定は"MessagesFailure"を返す:

SameTest関数がTrueを返さない場合,検定は失敗する:

"SameTest"  (1)

検定を作成する:

"SameTest"を使ってオプションのもとの値を抽出する:

"TestFileName"  (1)

ファイルまたはノートブックから一連の検定を実行する:

最初のTestObjectを抽出する:

"TestFileName"を使って検定ファイルの名前を抽出する:

"TestID"  (4)

検定を作成する:

"TestID"を使ってオプションのもとの値を抽出する:

TestIDは任意の式でよい:

デフォルトで,TestIDはその検定のHashである:

TestCreate式の入力が異なればTestIDも変わる:

CreateUUIDを使って毎回ランダムな識別子を作成する:

"TestKey"  (1)

検定を作成する:

"TestKey"を使ってテストランの大域的に一意的な識別子を抽出する:

"TestKey"は検定の評価後に変わる:

"TimeConstraint"  (1)

検定を作成する:

"TimeConstraint"を使ってオプションのもとの値を抽出する:

"TestCreate"  (1)

検定を作成する:

"TestCreate"を使ってオブジェクトからTestCreate式を作成する:

式はHoldFormでラップされる:

"VerificationTest"  (1)

検定を作成する:

"VerificationTest"を使ってオブジェクトからVerificationTest式を作成する:

式はHoldFormに包み込まれている:

Wolfram Research (2023), TestObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TestObject.html.

テキスト

Wolfram Research (2023), TestObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TestObject.html.

CMS

Wolfram Language. 2023. "TestObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/TestObject.html.

APA

Wolfram Language. (2023). TestObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TestObject.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_testobject, author="Wolfram Research", title="{TestObject}", year="2023", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/TestObject.html}", note=[Accessed: 05-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_testobject, organization={Wolfram Research}, title={TestObject}, year={2023}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/TestObject.html}, note=[Accessed: 05-November-2024 ]}