TicksStyle
グラフィックス関数のオプションで,目盛をどのように描画するかを指定する.
詳細
- TicksStyleは,目盛マークと目盛ラベルに使用するスタイルの両方を返す.
- TicksStyleは2Dおよび3Dグラフィックスの両方に使うことができる.
- TicksStyle->style は,すべての目盛をデフォルトで指定したスタイルで描画するように指定する.
- TicksStyle->{xstyle,ystyle,…}は,異なる座標軸の目盛をスタイル xstyle, …を使うように指定する.
- スタイルはThick,Red,DashedやThickness,RGBColor,Dashing等のグラフィックス指示子やDirectiveによる組合せを使って指定できる.スタイルはFontSizeやFontFamily等のオプションに関する規則を含むこともできる.
- スタイルは現行スタイルシートのスタイル名を参照することで指定することもできる.
- TicksStyleの設定値で明示的に無効にされていない外部スタイルはそのまま使われる.
- Ticksの設定による明示的なスタイル指定はTicksStyleでのスタイル指定を無効にできる.
- 目盛のデフォルトスタイルはオプションDefaultTicksStyleで指定できる.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (3)
特性と関係 (5)
TicksStyleは目盛と目盛ラベルに影響する:
LabelStyleは,目盛ラベルを含むすべてのラベル状の要素の全体的なスタイルを与える:
目盛ラベルのスタイル付けの際,LabelStyleの設定はTicksStyleの設定を無効にする:
AxesStyleは座標軸,座標軸のラベル,目盛と目盛ラベルに影響する:
目盛と目盛ラベルのスタイル付けの際,TicksStyleの設定はAxesStyleの設定を無効にする:
個別にスタイル付けされた目盛を他のスタイルとともに使うことができる.優先順位は前者の方が高い:
枠目盛はTicksStyleの影響を受けない:
代りにFrameTicksStyleを使う:
テキスト
Wolfram Research (2007), TicksStyle, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TicksStyle.html (2008年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "TicksStyle." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2008. https://reference.wolfram.com/language/ref/TicksStyle.html.
APA
Wolfram Language. (2007). TicksStyle. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TicksStyle.html