TrackingFunction
Manipulateコントロールのオプションで,インタラクティブな変更あるいは編集の最中に使用する関数を指定する.
詳細
- TrackingFunctionは,もとになっているコントロール中のDynamicの第2引数へのアクセスを与える.
- Manipulateの引数{u,…,TrackingFunction->f}は,インタラクティブに val に変更を加えている,あるいはこれを編集している最中に,連続的に f[val,u] を評価するコントロールを表す.
- TTrackingFunctionのデフォルト設定は(u=#)&に等しい.
- TrackingFunctionは,関数あるいは最高で3つまでの関数のリストに設定することができる.
- インタラクティブなマウス操作については,TrackingFunction->{fstart,f,fend}は一般に,マウスが押されたときに fstart[val,u]を1回評価し,続いてマウスが動かされるたびに f[val,u]を評価し,マウスがリリースされたときに fend[val,u]を1回評価する.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
TrackingFunctionを使って一度に複数の変数を設定することができる:
TrackingFunctionを使ってコントロールに制限を加えることができる:
Locatorのような二次元コントロールの領域を制限することができる:
Locator追跡関数は,CurrentValue["CurrentLocatorPaneThumb"]を利用して別々の点に別々の制限を加えることができる:
考えられる問題 (1)
TrackingFunctionは,コントロールとインタラクトしているときにのみアクティブになる.変数を他の方法で変更しても,TrackingFunctionを通過することはできない:
テキスト
Wolfram Research (2014), TrackingFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TrackingFunction.html.
CMS
Wolfram Language. 2014. "TrackingFunction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/TrackingFunction.html.
APA
Wolfram Language. (2014). TrackingFunction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TrackingFunction.html