VectorDatabaseObject
CreateVectorDatabaseによって作成されるようなベクトルのデータベースを表す.
VectorDatabaseObject["name"]
VectorDatabaseObjects[]リスト中に指定された名前があるデータベースを現す.
VectorDatabaseObject[source]
source からVectorDatabaseObjectを作ろうとする.
詳細とオプション

- VectorDatabaseObjectは,インタラクションと格納してあるベクトルの管理が可能なベクトルデータベースの例を表す.
- CreateVectorDatabaseによって返されるこの記号オブジェクトは,データの追加,コンテンツ・特性の検索,一覧表示等の一般的なデータベースの管理操作を可能にする.
- 次は,source の可能な値である.
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"name" VectorDatabaseObjects[]からの名前付きのデータベース File[…] ローカルファイル LocalObject[…] ローカルオブジェクト CloudObject[…] クラウドオブジェクト - データベースの特性にはVectorDatabaseObject[…][prop]でアクセスできる.
- 次は,サポートされる特性 prop である.
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"Dimensions" 保存されている配列数と配列サイズ "DistanceFunction" 使用される距離関数 "ID" データベースID "Location" データベースの格納場所 "Metadata" 各ベクトルに関連付けられたメタデータ "Vectors" データベースに格納されているベクトル "WorkingPrecision" 保存と計算に使う数値精度 {prop1,…} 特性のリスト - データベースを再度作成する場合は,次のオプションが指定できる.
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GeneratedAssetLocation $GeneratedAssetLocation データベースの保存場所 OverwriteTarget Automatic 既存の場所を上書きするかどうか
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (6)
オプション (2)
OverwriteTarget (1)
デフォルトで,データベースを既存のファイルにコピーしようとしても失敗する:
OverwriteTarget -> Trueを使って既存のファイルを無効にする:
特性と関係 (4)
多くの場合,既存のベクトルデータベースは名前だけで参照できる:
SemanticSearchIndexはVectorDatabaseObjectによってサポートされる:
データベースについての詳細情報は,ベクトルデータベース特性を使って抽出できる:
もとになっているデータベースに変更を加えたりこれを削除したりすると索引に問題が生じる:
データベース情報は"WXF"形式で保存される:
考えられる問題 (2)
Fileラッパーを使ってソースがファイルパスであると指定する:
OverwriteTarget Trueとして移動されたファイルにVectorDatabaseObjectを使ってデータベースを再作成し,位置データを更新する:
テキスト
Wolfram Research (2024), VectorDatabaseObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VectorDatabaseObject.html (2025年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2024. "VectorDatabaseObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2025. https://reference.wolfram.com/language/ref/VectorDatabaseObject.html.
APA
Wolfram Language. (2024). VectorDatabaseObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/VectorDatabaseObject.html