VolcanoData

Wolfram Knowledgebaseへの一般的なアクセスには,VolcanoDataではなく,タイプVolcanoの実体を使用のこと.

VolcanoData[entity,property]

火山 entity の指定された property の値を返す.

VolcanoData[{entity1,entity2,},property]

指定された火山実体について,特性値のリストを与える.

VolcanoData[entity,property,annotation]

指定した property に関連した指定の annotation を与える.

詳細

  • VolcanoData[]は,火山の実体すべてのリストを返す.
  • VolcanoData["Properties"]は,使用できる特性のリストを返す.
  • VolcanoData中で指定される entity は,EntityEntityClass,実体の正規名,あるいはそれらのリストでよい.
  • 指定された property は,EntityPropertyEntityPropertyClass,特性の正規名,あるいは特性のリストでよい.
  • 特定の場合に適用できない特性あるいは未知の特性は,Missing[]と表示される.
  • 特性には以下が含まれる.
  • "Coordinates"座標
    "Countries"
    "Elevation"標高
    "EruptionsStandardName"有名な噴火
    "HighestPoint"隆起
    "LastKnownEruptionDate"知られている最後の噴火
    "Latitude"緯度
    "Longitude"経度
    "Name"名前
    "SubregionName"小区域の名前
    "Type"種類
  • VolcanoDataについて全体として使用可能で,VolcanoData[property]の形を使って与えることができる特性もある.以下はそのような特性である.
  • "Entities"使用可能なすべての実体
    "EntityCount"使用可能な実体の総数
    "Classes"使用可能なすべての実体クラス
    "EntityClassCount"使用可能な実体クラスの総数
    "SampleEntities"サンプル実体のリスト
    "SampleEntityClasses"サンプル実体クラスのリスト
    "EntityCanonicalNames"すべての実体の正規名のリスト
    "PropertyCanonicalNames"すべての特性の正規名のリスト
    "EntityClassCanonicalNames"すべての実体クラスの正規名のリスト
    "RandomEntities"擬似ランダムサンプル実体
    {"RandomEntities",n}n 個の擬似ランダム実体
    "RandomEntityClasses"擬似ランダムサンプル実体のクラス
    {"RandomEntityClasses",n}n 個の擬似ランダム実体クラス
  • VolcanoData[entity,property,annotation]の第3引数として次の注釈を使うことができる.
  • "Qualifiers"特性の可能な限定子のリスト
    "QualifierValues"各限定子に与えることができる値のリスト
    "DefaultQualifierValues"特性の限定子のデフォルト値のリスト
    "Description"特性のテキストによる簡単な説明
    "Definition"特性のテキストによる詳細な定義
    "Source"特性の出典情報
    "Date"実体と特性のペアの値があれば,それに関連した日付
    "PhysicalQuantity"実体と特性のペアの値に関連した物理量
    "Unit"実体と特性のペアの値に関連した単位
    "EntityAssociation"実体および実体と特性のペアの値の連想
    "PropertyAssociation"特性および実体と特性のペアの値の連想
  • 関数が annotation として与えられている場合,これは結果のデータを集約するのに使われる.次はよく使われる集約関数である.
  • Min最小値
    Max最大値
    Mean平均値
    Commonest最頻値
    Median中央値
    Total合計を返す
    Length要素数

例題

すべて開くすべて閉じる

  (6)

全火山のリストを得る:

火山に関連する特性のリストを得る:

特定の火山実体の座標を得る:

火山のクラスの特性を得る:

EntityClassからの結果のAssociationを得る:

VolcanoDataクエリの結果について,集約関数を指定する:

で実体を見付ける:

を使って,ある火山の特性を調べる:

ある火山の特性を調べる:

複数の火山の特性を比べる:

スコープ  (6)

使用可能な火山実体の総数を求める:

使用可能な実体クラスの総数を得る:

サンプル実体のリストを得る:

"SampleEntities"はランダムではない.擬似ランダムサンプルが欲しければ"RandomEntities"を使うとよい:

実体クラスのメンバー実体のリストを得る:

"EntityCanonicalNames"を使って,完全なEntity式ではなく正規名を得ることができる:

使用可能な特性のリストを得る:

正規特性名のリストを得る:

指定された実体に関するすべての特性の連想を得る:

VolcanoData特性についての注釈情報を得る:

EntityClassについての特性値の連想を得る:

考えられる問題  (1)

を使って実体を見付け,CanonicalNameを使って正規実体名を特定する:

おもしろい例題  (1)

他の国との国境上にあるチリの火山の地図を作る:

Wolfram Research (2014), VolcanoData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VolcanoData.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), VolcanoData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VolcanoData.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "VolcanoData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/VolcanoData.html.

APA

Wolfram Language. (2014). VolcanoData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/VolcanoData.html

BibTeX

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BibLaTeX

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