DIF (.dif)

予備知識

    • DIFプレッドシート形式.
    • スプレッドシートおよび他の表データのための標準ファイル形式.
    • スプレッドシートアプリケーションにおいて交換形式として使われる.
    • DIFはData Interchange Formatの頭字語である.
    • 単一のスプレッドシートを保管する.
    • VisiCalcスプレッドシートソフトウェアの一部として1980年に開発された.

ImportとExport

  • Import["file.dif"]はDIFファイルをインポートし,リストのリストを返す.
  • Export["file.dif",expr]はDIFファイルに2次元配列をエキスポートする.
  • Import["file.dif"]はファイルに保管された行と列を表す,文字列と数の2次元配列を返す.
  • Export["file.dif",expr]は数値でない表の要素のInputFormを使って配列expr からDIFファイルを作成する.
  • Import["file.dif",elem]はDIFファイルから指定の要素をインポートする.
  • Import["file.dif",{elem,suba,subb,}]はサブ要素をインポートする.
  • Import["file.dif",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","DIF"]またはImport["file",{"DIF",elem,}]で指定できる.
  • Export["file.dif",expr, elem]expr が要素elem を指定してるとしてDIFファイルを作成する.
  • Export["file.dif",{expr1,expr2,},{{elem1,elem2,}}]は各expri が対応するelemi を指定しているとして扱う.
  • Export["file.dif",expr,opt1->val1,]は指定の値を持つ指定のオプション要素でexpr をエキスポートする.
  • Export["file.dif",{elem1->expr1,elem2->expr2,},"Rules"]は規則を使ってエキスポートする要素を指定する.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Data"DIFファイルに保管された行と列を表す2次元配列
    "Grid"Gridオブジェクトで表された表データ
  • ImportExportはデフォルトで"Data"要素を使用する.

例題

  (1)

DIFサンプルファイルから表データをインポートし,表としてフォーマットする: