JavaProperties (.properties)

予備知識

    • 設定ファイル形式.
    • 一般にJavaプロジェクトで使用される.
    • 文字列キーを文字列値に関連付ける.
    • テキスト形式.
    • ISO Latin-1文字コードを使用する.

ImportとExport

  • Import["file.properties"]はプロパティファイルの表現をAssociationとして返す.
  • Import["file","JavaProperties"]はファイルの表現をプロパティファイルとして返す.
  • Import["file.properties",elem]はプロパティファイルを指定のデータ表現で返す.
  • Import["file",{"JavaProperties",elem}]はファイルを指定のデータ表現で返す.
  • Export["file.properties",expr]expr をJavaプロパティファイルとしてエキスポートする.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Data"連想として表されたデータ
    "DataRules"規則のリストとして表されたデータ
    "CommentedData"セクションのリストが規則として表されたデータと,文字列として表されたコメント
  • "JavaProperties"形式は要素を連想またはリストとしてエキスポートする.
  • "JavaProperties"は連想をプロパティのリストとして扱う.キーと値はInputFormを使って文字列に変換される.
  • "JavaProperties"は規則と文字列が混在したリストを取る.規則はプロパティとして,文字列はコメント行としてエキスポートされる.
  • "JavaProperties""ISOLatin1""ISO8859-1")文字コードを使用する.
  • ISO Latin-1の範囲外のUnicodeのコードポイントは"\uNNNN"と表される.ここで,NNNNはコードポイント値の4桁の16進表現である.
  • コメント行は"!"または"#"で始まる.
  • 値は複数行に渡ってもよい.各継続行はコメントではない「\」で終らなければならない.
  • 文字#:=!\\t\fは前に「\」を付けてエスケープされる.
  • 空白文字はキーの中にある場合はエスケープされる.
  • 新規行は値の中にある場合はエスケープされる.

例題

  (6)

連想をJavaのプロパティ文字列としてエキスポートする:

プロパティファイルを作成する:

これをJavaのプロパティファイルとしてインポートする:

コメントを含むプロパティファイルを作成する:

データだけをAssociationとしてインポートする:

データとコメントをインポートする:

キーの中の空白文字はエスケープされる:

値は複数行に渡ってもよい:

特殊文字は16進表記で成形される: