MDB (.mdb)

予備知識

    • MIMEタイプ:application/mdb,application/msaccess,application/vnd.msaccess
    • MDBデータベースファイル.
    • Microsoft Accessデータベースアプリケーションのネイティブ形式.
    • Accessリレーショナルデータベース管理システムと共に交換形式として使われる.
    • バイナリ形式.
    • 表のセットとして数値,テキスト情報を格納する.
    • Microsoftにより1992年に開発された.

Import

  • Import["file.mdb"]はMDB データベースをインポートして配列のリストを返す.
  • Import["file.mdb"]はそれぞれがデータベーステーブルを表している2次元の配列のリストを返す.
  • MDBデータはWolfram言語で実数,整数,文字列,ブール値(TrueまたはFalse)と DateList 指定 として表されている.
  • Import["file.mdb",elem]は指定され要素をMDBファイルからインポートする.
  • Import["file.mdb",{elem,suba,subb,}]はサブ要素をインポートする.
  • Import["file.mdb",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","MDB"]または Import["file",{"MDB",elem,}]と指定できる.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Importファイルからインポートする
    CloudImportクラウドオブジェクトからインポートする
    ImportString文字列からファイルからインポートする
    ImportByteArrayバイト配列からインポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データベースの指定と選択:
  • "Data"配列のリストとして与えられるすべてのデータベース
    "Datasets"すべてのデータセットの名前
    "Datasets",n配列として与えれている n 番目のデータセット
    "Datasets",name配列として与えられるデータセット name
    "Datasets",name,"Labels"データセット name のコラムラベルを表している文字列のリスト
    "Datasets",name,"LabeledData"それぞれのコラムに規則を使うデータセット, name
  • Importはデフォルトで"Data"要素を使う.

オプション

  • Importオプション:
  • "EmptyField"""空のセルがWolfram言語でどのように表現されるか

例題

  (1)

MDBサンプルファイルで可能なImport要素を表示する:

ファイルに格納されているすべてのデータセットの名前をインポートする:

データセットにあるデータラベルをインポートする:

3個のラベルに関連しているデータをインポートする:

規則のリストとしてのデータセット全体をインポートする:

MDBデータベースからすべてのデータをインポートする: