RData (.rdata, .rda)

予備知識

    • Rデータ形式ファミリー.
    • 型指定されたオブジェクトのコレクションを保存する.
    • ASCII,バイナリおよびXDR (ビッグエンディアンバイナリ) 表現をサポート.
    • GZIP,BZIP2,XZ圧縮をサポート.
    • 1995年にRの初期バージョンがリリースされた.

Import

  • Import["file.RData"] はRDataファイルをデータのリストしてインポートする.
  • Wolfram言語では,インポートされたRDataは実数,整数,文字列,ブール値のTrueまたはFalse,あるいはDateObject指定によって表現される.
  • Import["file.RData",elements] は指定された要素をインポートする.
  • Import["file.RData",{elem,suba,subb,}]は部分要素をインポートする.
  • インポート形式は,Import["file","RData"] または Import["file",{"RData",elem,}]で指定することができる.
  • Import は以下のデータ型をサポートする:
  • "Boolean"ブール値
    "Date"DateObjectオブジェクトのリストとしての日付
    "Integer32"32ビット整数
    "Real64"IEEE 倍精度数
    "String"文字列
    "Timestamp"タイムスタンプ
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Importファイルからインポートする
    CloudImportクラウドオブジェクトからインポートする
    ImportString文字列からインポートする
    ImportByteArrayバイト配列からインポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Data"二次元配列
    "LabeledData"ラベルとデータの連想
    "RawData"リストまたはNumericArrayオブジェクトとして与えられた生データ
  • デフォルトでは,Import"Data"要素と共に使われる.
  • データ記述子要素:
  • "DataFormat"列の説明と種類
    "Labels"列の名前
    "ObjectCount"ファイルに保存されたオブジェクトの番号
    "ObjectNames"ファイルに保存されたオブジェクトの名前
  • メタデータ要素:
  • "Dimensions"データの次元
    "Version"ファイルのRData仕様のバージョン

オプション

  • Importオプション:
  • "IndeterminateValues"Automaticinfinity,NaN等の置換値.

例題

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  (2)

RDataファイルをインポートする:

RDataファイルの概要:

Import要素  (9)

データ表現  (3)

"Data"  (1)

オブジェクトの値のリストとしてRDataファイルをインポートする:

これはデフォルト要素でもある:

"LabeledData"  (1)

ラベルとデータの規則としてRDataファイルをインポートする:

"RawData"  (1)

リストまたはNumericArrayオブジェクトとして与えられたデータとしてRDataファイルをインポートする:

データ記述子  (4)

"DataFormat"  (1)

RDataファイル中の各オブジェクトのデータ型をインポートする:

"Labels"  (1)

RDataファイル中の各列の名前をインポートする:

"ObjectCount"  (1)

RDataファイル中のオブジェクトの数をインポートする:

"ObjectNames"  (1)

RDataファイル中のオブジェクトの名前をインポートする:

メタデータ  (2)

"Dimensions"  (1)

RDataファイル中の各列の次元をインポートする:

"Version"  (1)

RDataファイルのバージョンをインポートする: