"MailChimp" (サービス接続)

MailChimpに接続すると,電子メールのキャンペーンやサブスクリプションリストについての詳細を得ることができる.MailChimpは,電子メールキャンペーンのためのデザイン,電子メール,保存テンプレートのオプションを提供する,電子メールサービスプラットフォームである.これは,キャンペーンの結果と送信されたメールリストの応答を追跡するツールをサポートする.

接続と認証

ServiceConnect["MailChimp"]は,MailChimp APIへの接続を作成する.

リクエスト

ServiceExecute["MailChimp","request",params]は,パラメータ params を使い,MailChimp APIにリクエストを送る.次は可能なリクエストである.

ユーザサブスクリプションリスト

リクエスト:

"Lists" 使用できるリストを検索し,フィルタをかける

パラメータ:
  • "ListID"None特定のリストIDを持つリスト.リストに複数のものを含めることができる
    "ListName"None特定の名前のリスト
    "FromName"Noneデフォルトの"FromName"のリスト
    "FromAddress"Noneデフォルトの"FromAddress"のリスト
    "Subject"Noneデフォルトの"Subject"のリスト
    "CreatedBefore"Noneこの日付の前に作成されたリスト.DateObjectと文字列が使用可能
    "CreatedAfter"Noneこの日付以後に作成されたリスト.DateObjectと文字列が使用可能
    MaxItems10返される要素の数
    "Exact"False厳密値を使うかどうか
    "StartIndex"1開始インデックス
    "SortField""Created""Created""Web"をソートするのに使われるフィールド
    IgnoreCaseTrue"SortField"を使う際に大文字小文字の区別を無視するかどうか
  • サブスクリプションリスト内のメンバー

    リクエスト:

    "ListMembers" リスト内のメンバーを示し,フィルタをかける

    パラメータ:
  • "ListID"(必須)希望のリストのID
    "Status""Subscribed""Unsubscribed""Subscribed""Cleaned"の中から特定のステータスのメンバーを示す
    MaxItems10返される要素の数
    "StartIndex"1開始インデックス
    "SortField"None"Email""Rating""LastUpdateTime""OptionTime"をソートするのに使われるフィールド
    IgnoreCaseTrue"SortField""Status"を使う際に大文字小文字を無視するかどうか
  • サブスクリプションリストからの不正使用のレポート

    リクエスト:

    "ListAbuse" リストに送信されたキャンペーンについて苦情を出したメンバーを示す

    パラメータ:
  • "ListID"(必須)希望のリストのID
    "StartDate"Noneこの日付以後の不正使用のレポート.DateObject と文字列が使用できる
    MaxItems10返される要素の数
    "StartIndex"1開始インデックス
  • サブスクリプションリストのアクティビティの統計

    リクエスト:

    "ListActivity" あるリストについて日ごとに集計されたアクティビティの統計の詳細を示す

    パラメータ:
  • "ListID"(必須)希望のリストのID
  • サブスクリプションリストで使用されたクライアント

    リクエスト:

    "ListClients" リストの加入者によって使用中のタグを付けられているクライアント

    パラメータ:
  • "ListID"(必須)希望のリストのID
  • サブスクリプションリストの月ごとの伸び

    リクエスト:

    "ListMonthlyGrowth" あるリストについての月ごとの伸びの履歴

    パラメータ:
  • "ListID"(必須)希望のリストのID
  • サブスクリプションリストの位置

    リクエスト:

    "ListLocations" リストのサブスクリプションを持つ者の位置(国)を示す

    パラメータ:
  • "ListID"(必須)希望のリストのID
  • ユーザキャンペーン

    リクエスト:

    "Campaigns" 作成されたキャンペーンを検索し,フィルタをかける

    パラメータ:
  • "CampaignID"NoneキャンペーンID
    "ParentID"None親キャンペーンのID
    "ListID"NoneリストID
    "FolderID"NoneフォルダID
    "TemplateID"NoneテンプレートID
    "Status"Noneキャンペーンステータス("Sent""Save""Paused""Schedule""Sending""Regular"
    "Type"Noneキャンペーンタイプ("Regular""Plaintext""ABSplit""RSS""Auto").
    "FromName"Noneキャンペーンの"FromName"
    "FromAddress"Noneキャンペーンの"FromAddress"
    "Title"Noneキャンペーンのタイトル
    "Subject"Noneキャンペーンの件名
    "SendTimeStart"Noneキャンペーンのために最初に送られたデータ.DateObjectと文字列が使える
    "SendTimeEnd"Noneキャンペーンのために最後に送られたデータ.DateObjectと文字列が使える
    "UsesSegment"Noneセグメントがあるキャンペーンだけあるいはセグメントがないキャンペーンだけを返すかどうか
    "Exact"True厳密値を使うかどうか
    MaxItems10返される要素の数
    "StartIndex"1開始インデックス
    "SortField""CreateTime"ソートフィールド( "CreateTime""SendTime""Title""Subject"
    IgnoreCaseTrue"SortField""Type""Status"を使う際に大文字小文字を無視するかどうか
  • キャンペーン中の不正使用のレポート

    リクエスト:

    "CampaignAbuse" あるキャンペーンについて苦情を出した電子メールアドレスを含む表を得る

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンのID
    "StartIndex"1開始インデックス
    MaxItems10返される要素の数
    "StartDate"Noneこの日付以後のメッセージのみを示す.DateObjectと文字列が使える
  • キャンペーンURLのクリック

    リクエスト:

    "CampaignClicks" あるキャンペーンについての追跡されたURLとそのクリック数

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンID
  • 国と地域ごとのキャンペーンのメールの開かれる率

    リクエスト:

    "CampaignLocations" キャンペーンにおいて,国または地域ごとのメールの開かれる率についての情報を得る

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンID
  • キャンペーンのまとめ

    リクエスト:

    "CampaignSummary" キャンペーンの統計のまとめを取り出す

    "CampaignSummaryTimeSeries" キャンペーンの最初の24時間についての何らかの情報

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンID
  • キャンペーンの受信者

    リクエスト:

    "CampaignRecipients" キャンペーンが送付された電子メールアドレスを得る

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンID
    "StartIndex"1開始インデックス
    MaxItems10返される要素の数
    "Status"None"Sent""Hard"(宛先不明),"Soft"(宛先不明)のいずれかのステータスでフィルタをかける
    IgnoreCaseTrue"Status"を使う際に大文字小文字を無視するかどうか
  • キャンペーンで開かれた電子メール

    リクエスト:

    "CampaignOpenedBy" あるキャンペーンでメールが開かれた電子メールアドレスを得る

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンID
    "StartIndex"1開始インデックス
    MaxItems10返される要素の数
    "SortField""Opened""Opened"(開かれた順序)あるいは"Opens"(開かれたメールの総数)からソートするフィールド
    IgnoreCaseTrue"SortField"を使う際に大文字小文字を無視するかどうか
  • キャンペーンで開かれなかった電子メール

    リクエスト:

    "CampaignNotOpenedBy" あるキャンペーンでメールが開かれなかった電子メールアドレスを得る

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンID
    "StartIndex"1開始インデックス
    MaxItems10返される要素の数
  • キャンペーンでサブスクリプションが取り消された電子メール

    リクエスト:

    "CampaignUnsubscriptions" あるキャンペーンでサブスクリプションが取り消された電子メールアドレスをすべて得る

    パラメータ:
  • "CampaignID"(必須)キャンペーンID
    "StartIndex"1開始インデックス
    MaxItems10返される要素の数
  • 注意点と問題点

    この接続を使うには,インターネット接続とMailChimpアカウントが必要である.

    例題

      (1)

    認証ダイアログを起動して,新たな接続を作成する:

    ユーザアカウントに定義されたすべてのリストを取り出す:

    リスト中の個々の項目を取り出す:

    "Lists"クエリから使用可能なキーのリストを得る:

    選択されたキーに基づいて再構成された連想を得る:

    選択されたキー集合に基づいて最初の2つの項目の再構成された連想を得る:

    特定の"ListID"でリストにフィルタをかける:

    作成日でリストにフィルタをかける:

    指定されたリストの最高で過去180日間の累積された日々の詳細なアクティビティステータスにアクセスする:

    リストに対して送られたキャンペーンに対する苦情があったすべての電子メールアドレスを得る:

    リストの受信者としてタグを付けられたクライアントを取り出す:

    リストのデータを分析する:

    キャンペーンリストと指定のフィルタにマッチするその詳細を得る:

    キャンペーンの1つの項目を見る:

    "Campaigns"クエリから使用可能なキーのリストを得る:

    キャンペーン受信者の電子メールアドレスのリストを得る:

    キャンペーンの累積統計を取り出す:

    キャンペーンのオープンレート,つまり送信されたキャンペーンのうち受信者が開いたものの割合を得る:

    キャンペーンのクリックレート,つまり受信されたキャンペーンのうち少なくとも1回のクリックが登録されたものの割合を得る: