ArcTanDegrees

ArcTanDegrees[z]

複素数 の逆正接を度を単位として与える.

詳細

  • ArcTanDegreesは,その他の逆三角関数および三角関数とともに,高等学校の幾何の授業で学ばれ,多くの科学分野で使われている.
  • 結果はすべて度を単位として与えられる.
  • 実数 については,結果は常にからまでの範囲になる.
  • ArcTanDegrees[z]は角 を度を単位として返す.直角三角形のこの角の隣辺と斜辺の比は である.
  • 特別な引数の場合,ArcTanDegreesは,自動的に厳密値を計算する.
  • ArcTanDegreesは任意の数値精度で評価できる.
  • ArcTanDegreesは自動的にリストに縫い込まれる.
  • ArcTanDegrees[z]は,複素 平面上のから および からまでに不連続な分枝切断線を持つ.
  • ArcTanDegreesは,IntervalCenteredIntervalAroundの各オブジェクトに使うことができる.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.

例題

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  (7)

結果の単位は度である:

以下の直角三角形の角BACを計算する:

手計算で求める:

この角度の数値:

逆三角関数の方程式を解く:

逆三角関数の不等式を解く:

ArcTanDegreesを以下のリストに適用する:

実数の部分集合上でプロットする:

0における級数展開:

スコープ  (40)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力の精度は入力の精度に従う:

複素引数について評価する:

ArcTanDegreesを高精度で効率的に評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計的区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のArcTanDegrees関数を計算することもできる:

特定の値  (5)

固定点におけるArcTanDegreesの値:

単純な厳密値は自動的に生成される:

無限大における値:

ArcTanDegreesの零点:

方程式を満足する の値を求める:

値を代入する:

結果を可視化する:

可視化  (4)

ArcTanDegrees関数をプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

ArcTanDegreesの実部をプロットする:

ArcTanDegreesの虚部をプロットする:

ArcTanDegreesの極プロット:

関数の特性  (12)

ArcTanDegreesはすべての実数値について定義される:

複素領域:

ArcTanDegreesは区間からのすべての実数値に到達する:

複素数値の範囲:

ArcTanDegreesは奇関数である:

ArcTanDegreesは鏡面特性tan^(-1)(TemplateBox[{x}, Conjugate])=TemplateBox[{{{tan, ^, {(, {-, 1}, )}}, (, x, )}}, Conjugate]を持つ:

ArcTanDegreesは,実数上の の解析関数である:

複素平面では解析的でも有理型でもない:

ArcTanDegreesは増加関数である:

ArcTanDegreesは単射である:

ArcTanDegreesは全射ではない:

ArcTanDegreesは非負でも非正でもない:

ArcTanDegreesは特異点も不連続点も持たない:

ArcTanDegreesは凸でも凹でもない:

ArcSindx[-10,0]のときは凸である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

次導関数の式:

積分  (2)

ArcTanDegreesの不定積分:

原点を中心とした区間上のArcTanDegreesの定積分は0である:

級数展開  (5)

ArcTanDegreesのテイラー(Taylor)展開:

付近のArcTanDegreesの最初の3つの近似をプロットする:

Infinityにおける漸近展開:

特異点における漸近展開:

分岐点と分枝切断線における級数展開を求める:

ArcTanDegreesはベキ級数に適用できる:

関数の恒等式と簡約  (2)

FullSimplifyを使ってArcTanDegreesを含む式を簡約する:

TrigToExpを使ってArcTanDegreesLogを使って表す:

関数表現  (1)

ArcCotDegreesを使って表す:

アプリケーション  (7)

逆三角関数の方程式を解く:

逆三角関数の方程式をパラメータで解く:

Reduceを使ってArcTanDegreesを含む不等式を解く:

超越方程式の数値根を求める:

関数をプロットして解が正しいかどうかをチェックする:

ArcTanDegreesの実部と虚部をプロットする:

ArcTanDegreesと三角関数のさまざまな組合せ:

正接関数の加法定理:

特性と関係  (5)

逆三角関数による構成:

PowerExpandを使ってArcTanDegreesの多価性を無視する:

追加的な仮定を使って評価することもできる:

ArcTanDegreesの分枝切断線は虚軸に沿っている:

ArcTanDegreesは角度を度で与えるが,ArcTanは同じ角度をラジアンで与える:

ArcTanDegreesFunctionExpandを適用すると三角関数の式がラジアン単位で生成される:

TrigToExpの出力にExpToTrigを適用すると三角関数がラジアン単位で生成される:

考えられる問題  (1)

一般的に である:

これは,もとの引数と倍異なる:

おもしろい例題  (2)

ArcTanDegreesを含む三角関数の方程式を解く:

この角の度を単位とした数値:

整数点でArcTanDegreesをプロットする:

Wolfram Research (2024), ArcTanDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcTanDegrees.html.

テキスト

Wolfram Research (2024), ArcTanDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcTanDegrees.html.

CMS

Wolfram Language. 2024. "ArcTanDegrees." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcTanDegrees.html.

APA

Wolfram Language. (2024). ArcTanDegrees. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcTanDegrees.html

BibTeX

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BibLaTeX

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