BinaryWrite
BinaryWrite[channel,b]
0から255までの整数として指定された1バイトのデータを書き出す.
BinaryWrite[channel,{b1,b2,…}]
一連のバイトを書き出す.
BinaryWrite[channel,"string"]
文字列中の文字をそのままの順序で書き出す.
BinaryWrite[channel,ByteArray[…]]
ByteArrayオブジェクトのコンテンツを書き出す.
BinaryWrite[channel,x,type]
指定の型のオブジェクトを書き出す.
BinaryWrite[channel,{x1,x2,…},type]
指定の方の一連のオブジェクトを書き出す.
BinaryWrite[channel,{x1,x2,…},{type1,type2,…}]
一連の型の一連のオブジェクトを書き出す.
詳細とオプション
- BinaryWriteはBinaryReadと同じ型をサポートする.
- BinaryWriteが使う出力チャンネルは単一のファイル,パイプ,あるいはそれらのリストで,その一つ一つが名前を与える文字列"name"として,File["name"]として,あるいはBinaryFormat->Trueで開かれたOutputStreamオブジェクトで指定される.
- 指定されたファイルやパイプのいずれかがまだ開かれていない場合は,BinaryWriteがOpenWriteを呼んで開く.
- BinaryWriteは書き込み終ってもファイルやパイプを閉じはしない.
- 型のリストが与えられると,そのリストは必要なだけ何回も繰り返される.
- 使用可能なオプション
-
ByteOrdering $ByteOrdering 使用するバイト順 - BinaryWrite[channel,"string"]は"string"中のすべての文字が文字コードが0から255の範囲になるように"Character8"の型を使用する.
- 指定された型にマッチしないデータ要素に遭遇すると,BinaryWriteは$Failedを返す.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (1)
Fileオブジェクトで指定されたファイルにバイトを書き込む:
特性と関係 (1)
BinaryWriteはByteArrayをファイルに書き込める:
ReadByteArrayを使ってこれを読み戻す:
考えられる問題 (1)
デフォルトで,文字列は"Character8"として解釈される.255を超えるの文字を書いても失敗する:
"Character16"を指定するとUnicode基本多言語面の全文字がかけるようになる:
"Character32"を使って任意の文字を含むようにする:
あるいは,StringToByteArrayを使って文字列を与えられた文字コードのバイトに変換する:
テキスト
Wolfram Research (2004), BinaryWrite, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BinaryWrite.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2004. "BinaryWrite." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/BinaryWrite.html.
APA
Wolfram Language. (2004). BinaryWrite. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/BinaryWrite.html