ConformImages

ConformImages[{image1,image2,}]

すべての imageiの次元,データ型,色空間,インターリーブ等の特性が一致するようにされた,画像のリストを返す.

ConformImages[{image1,image2,},spec]

指定された spec のすべての画像を返す.

ConformImages[{image1,image2,},spec,fitting]

指定された fitting メソッドを使って画像サイズを変更する.

詳細とオプション

  • ConformImagesは,一般に,分類,次元削減,より大きい画像への組立て等の,何らかの基準で一様な画像を必要とするアルゴリズムの前処理として使われる.
  • ConformImagesは,2Dおよび3Dの画像リストに使うことができる.
  • 画像指定 spec は,以下のいずれかである.
  • imageimage から一致する特性を取り出す
    size画像の次元指定
    imagetypeImageTypeにおける画像タイプ
    {spec1,spec2,}複数の特性指定
  • デフォルトで,すべての imageiに保存されているデータを表すことができる最小の imagetype が使われる.
  • 次の size 指定を使うことができる.
  • ww,高さを使って縦横比の中央値を与える
    {w,h}出力画像の幅と高さ
    {w,d,h}3D画像の幅,深さ,高さ
  • wdh のいずれかが,次の1つであることがある.
  • valスカラー値
    f各次元のサイズのリストに適用する関数 f
  • ConformImages[{image1,image2,}]は,縦横比の中央値が与えられるように,幅と高さが中央値になるようすべての画像の大きさを変える.
  • fitting の可能な値
  • "Fill"より小さい次元にフィットし,必要な場合は他を切り取る
    "Fit"縦横比は変えずに画像全体をフィットし,必要な場合は充填する
    "Pad"リサンプリングせずに充填および/あるいは切り取りを行う
    "Stretch"リサンプリングして,フィットするように画像を伸ばす
    "Letterbox"幅をフィットし,他の次元についても充填および/あるいは切取りを行う
    "Pillarbox"高さをフィットし,他の次元についても充填および/あるいは切取りを行う
    "Windowbox"中央にフィットし,全方向に充填する
  • デフォルトの fitting メソッドは"Stretch"である.
  • ConformImagesには,ImageおよびImage3Dと同じオプションに次の追加・変更を加えたものを使うことができる.
  • ColorSpace Automatic出力の色空間
    ImageSizeAutomatic画像のデフォルト表示サイズ
    InterleavingAutomaticチャンネルをインターリーブするかどうか
    MagnificationAutomatic表示画像の拡大方法
    Padding Automatic同じ大きさの画像を作るために使うメソッド
  • デフォルトで,上記以外のオプション設定は,すべて個々の入力画像から継承される.これは,option->Inheritedに等しい.
  • ColorSpace->Automaticとすると,すべての画像を表すことができる色空間が選ばれる.
  • Interleaving->Automaticとすると,インターリーブされている入力画像がない場合にのみ,インターリーブはFalseに設定される.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

画像を同一基準にする:

3D画像を同一基準にする:

スコープ  (6)

画像サイズ  (1)

自動サイズ調整を使って画像サイズを等しくする:

特定のサイズに揃える:

最大の幅と高さを使うように各画像を揃える:

最小の幅と高さを使う:

最小の幅と最大の高さを使う:

画像の特性  (3)

共通のデータ型を指定する:

サイズとデータ型の両方を指定する:

画像を使って等しくする特性を指定する:

フィッティング法  (2)

デフォルトで,画像は共通のサイズになるように引き延ばされる:

別のフィッティング法を指定する:

3D画像のリストの特性を等しくする:

オプション  (6)

Boxed  (1)

3D画像については,Boxedオプションはもとの画像から継承される:

すべての画像にBoxed->Trueを使う:

ColorFunction  (2)

デフォルトで,ColorFunctionAutomaticに設定されている:

出力色関数を指定する:

入出力の色空間がマッチしない場合は,ColorFunctionAutomaticに設定される:

ColorSpace  (1)

デフォルトで,最も多くの画像情報が保存できる色空間が選ばれる:

出力の色空間を指定する:

Padding  (2)

デフォルトの充填値はフィッティングメソッドに基づいて選ばれる:

"Pad"フィッティングメソッドの場合,使用可能な場合は共通の境界色が使われる.使用できない場合は黒が使われる:

充填値を指定する:

黒充填は"Letterbox""Pillarbox""Windowbox"のフィッティングメソッドに使われる:

アプリケーション  (2)

顔画像のリストを同一基準にする:

画像の配列をまとめる:

特性と関係  (1)

チャンネル数が違う多チャンネル画像については,最大のチャンネル数が使われる:

存在しないチャンネルには0が使われる:

考えられる問題  (1)

ColorSpace->Automaticの画像については,チャンネル数の少ない画素値は0で充填される:

出力のColorSpaceを指定する:

Wolfram Research (2014), ConformImages, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ConformImages.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), ConformImages, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ConformImages.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "ConformImages." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ConformImages.html.

APA

Wolfram Language. (2014). ConformImages. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ConformImages.html

BibTeX

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BibLaTeX

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