DFixedPoints

DFixedPoints[eqn,x[t],t]

微分方程式の固定点を与える.

DFixedPoints[{eqn1,eqn2,},{x1[t],x2[t],},t]

微分方程式系の固定点を与える.

詳細とオプション

  • 固定点は,微分方程式の停留点あるいは平衡点としても知られている.
  • DFixedPointsは,通常,生態学,経済学あるいは技術モデリングで頻繁に発生する,非線形連続時間系のすべての固定点を見付けるために使われる.これらの固定点における局所的な動作はDStabilityConditionsで解析することができる.
  • 微分方程式系 については,のときかつそのときに限って点 は固定点である.実際,で初期化すると に留まるので,初期値 は固定点のままである.
  • DFixedPoints{{,,},}の形のリストを返す.ここで,{,,}は系の固定点である.
  • DFixedPointsは,線形と非線形の常微分方程式に使うことができる.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • Assumptions $Assumptionsパラメータについての仮定

例題

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  (6)

方程式 の固定点を求める:

方程式 の固定点を求める:

方程式 の固定点と安定性の条件を求める:

a の異なる値についてのいくつかの解をプロットする:

二次元の系の固定点と安定性解析:

系が安定するパラメータ領域をプロットする:

非線形微分方程式の安定性解析:

StreamPlotを使って安定性を示す:

定数係数を持つ線形系の安定性:

StreamPlotを使って安定性を可視化する:

スコープ  (19)

線形方程式  (5)

方程式 の固定点を求める:

一次線形非同次方程式:

のときの不安定解をプロットする:

のときの安定解をプロットする:

二次線形方程式:

三次線形方程式:

より高次の非同次常微分方程式:

固定点を初期値として使う条件で常微分方程式を解く:

非線形方程式  (2)

一次非線形方程式の安定性:

初期値 についての解をプロットする:

StreamPlotを使って点 における安定性を示す:

二次非線形常微分方程式について考える:

DSolveは,この方程式を解くことができない:

DFixedPointsを使って方程式の固定点を求める:

方程式を一次常微分方程式系に変換する:

平面で系の軌跡をプロットする:

線形系  (9)

非連立方程式の安定した線形系:

系の軌跡:

非連立方程式の不安定な線形系:

系の軌跡:

定数係数を持つ不安定な系:

系の軌跡:

定数係数を持つ安定した系:

系の軌跡:

非同次の不安定な系:

系の軌跡:

非同次の安定した系:

解をプロットする:

記号係数を持つ線形系:

4つの線形常微分方程式の系:

解をプロットする:

ランダムな定数係数を持つ10×10線形系:

非線形系  (3)

非線形の一次の系:

点の安定性を解析する:

StreamPlotを使って安定性を可視化する:

周期的な固定点を持つ非線形系:

点の安定性を解析する:

原点に不安定な固定点を持つ非線形系:

オプション  (1)

Assumptions  (1)

2つの非線形方程式系は,無数の周期的固定点を持つ:

Assumptionsを使って従属変数の範囲を指定する:

アプリケーション  (11)

物理学  (5)

減衰があるバネ・質量系の安定性解析:

仮定を使って安定性の条件を簡約する:

バネ・質量系の方程式を解く:

パラメータの与えられた値についての解をプロットする:

電気回路方程式の安定性解析:

電気回路方程式を解く:

パラメータの与えられた値についての解をプロットする:

減衰振子方程式の安定性解析:

系の相図をプロットする:

初期条件 , についての解をプロットする:

Lorenz方程式の安定した系:

StreamPlot3Dを使ってLorenzアトラクタを可視化する:

Lorenz方程式の不安定な系:

系を解いて解をプロットする:

生物学  (3)

捕食者被食者モデル(LotkaVolterra方程式)の安定性解析:

系の相図をプロットする:

初期条件 , で系を解く:

解をプロットする:

RosenzweigMacArthurの捕食者被食者モデル:

ケモスタットモデルは,微生物が非生物資源とともに成長する生物学系を表す:

固定点を求める:

および のときのモデルの安定性を解析する:

化学  (1)

ブラッセレータは,自己触媒反応のタイプについての理論モデルである.次は,ブラッセレータモデルの反応速度式である:

系の固定点を求める:

b<1+a2ならこの点は安定している:

b>1+a2なら,この点は不安定である:

制御系  (2)

オイラーの運動方程式から始めて衛星の姿勢力学を解析する:

主慣性モーメント, , のオイラーの方程式:

, , の固定値について方程式の固定点を求める:

固定点を作用点として選択する:

状態空間モデルを構築する:

衛星の姿勢は,妨害されると調整できない:

モデルの可制御性を検証する:

ラグランジュ(Lagrangian)を使って倒立振子について調べる:

の位置:

速度:

台車と振子の運動エネルギー:

振子の位置エネルギー:

ラグランジュ:

一般化された力:

運動方程式:

状態空間モデル:

非正の固有値で系は不安定になる:

特性と関係  (8)

DFixedPointsは,微分方程式の固定点を返す:

DFixedPointsを使って微分方程式のすべての固定点を求める:

DStabilityConditionsを使って特定の固定点における安定性を解析する:

DFixedPointsを使って非線形常微分方程式のすべての固定点を求める:

Solveを使って固定点を求める:

n 次微分方程式の固定点は,n 次元ベクトルである:

n 個の一次微分方程式の系の固定点は,n 次元ベクトルである:

2つの常微分方程式の系の固定点を求める:

固定点を初期条件として使ってDSolveValueで系を解く:

DSolveValueを使って与えられた初期条件で系を解く:

解をプロットする:

非線形常微分方程式の固定点を解析する:

NDSolveを使って常微分方程式を解く:

解をプロットする:

2つの非線形常微分方程式の系の固定点を求める:

系のヤコビ行列を計算する:

各固定点について,ヤコビ行列の固有値を計算する:

この系は,すべての固有値が負の実部を持つなら局所的に安定している:

DStabilityConditionsを使って点の安定性をチェックする:

Wolfram Research (2024), DFixedPoints, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DFixedPoints.html.

テキスト

Wolfram Research (2024), DFixedPoints, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DFixedPoints.html.

CMS

Wolfram Language. 2024. "DFixedPoints." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/DFixedPoints.html.

APA

Wolfram Language. (2024). DFixedPoints. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DFixedPoints.html

BibTeX

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BibLaTeX

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